途中までは車で移動

ワメナから近い、アキマ、ジウィカといった村までは自動車道路もあり、乗り合いのミニバンで行けます。行けるところまで行ってあとは歩きという感じでしょうか。アキマで黒光りしたミイラを見たり、塩の池があるジウィカを訪れたりは、たいていのトレッキングや観光コースに入っています。グループツアーが来たときなどは「戦闘の儀式」などを実演してくれます(有料)が、こちらが少人数だと見ていてなんだか恥ずかしいです。

石器時代の人々が暮らす? インドネシアのニューギニア高地をトレッキング その3 石器時代の人々が暮らす? インドネシアのニューギニア高地をトレッキング その3

「塩の池」に登る

ジウィカ村にある「塩の池」は、急斜面を1時間ほど登った山の上にあります。塩は人間にとってはなくてはならないものですが、ニューギニア高地は海からは遠く離れたところにあります。そのためここで取れる塩は、とても貴重なものでした。しかし、「器」を持たないダニ族の人々はどうやって、塩水を運んで塩を取りだしたのでしょう。まずバナナなどの葉や茎を叩いて潰したものを浸けて塩水を吸わせ、それを乾燥させてから燃やします。すると塩まじりの灰が残りますが、これを固めて保存して使うのだそうです。灰が混じって嫌じゃないかと思うのですが、これが逆においしいらしく、今では市販の塩よりも高価なのだそうです。さてこの登り道、かなり辛いです。最後のほうは、1分登っては3分休み、という感じになっていました。こっちがノロノロ歩いている脇を、ペニスケースだけしたおじさんが、追い越して行きます。何ともシュールな体験でした。

トレッキングに行くなら、いま

2回目、3回目は別なトレッキングコースを選びました。トレッキングコースは、日帰り、1泊2日、2泊3日といろいろ選べますが、日にちが増えるごとに、ポーターの数が増えて行きます。登山チームは何日かかるかわかりませんでしたが、ポーターだけで40人いましたし。ちなみにパプア州には、オセアニア最高峰のプンチャック・ジャヤ(4884メートル)があります。年々、開発が進んで、「秘境」を求めて行くとワメナがふつうの町なのであてが外れるかもしれませんが、町の外へ出れば昔ながらの生活をしている人々もいます。ただ、現在の老人たち(といっても50代)が亡くなって世代交替が進めば、昔ながらの生活を見る事も難しくなるかもしれません。

トレッキングの注意事項

夜はけっこう寒いことを忘れずに。この盆地の標高は1500メートルあるので、昼夜の寒暖の差がけっこうあります。また雨が降ると、気温が下がります。一度トレッキングに出てしまうと、歩くしかないので、靴などは履き慣れて丈夫なものを。歩く時間は1日3〜4時間で、午後の早い時間には宿泊地に着いてしまいように、歩き自体は大した事はないのですが、体調を崩さないように。蚊か虫が出たりする事もあるので、虫除けスプレーはあるといいでしょう。あとは夜は真っ暗なので懐中電灯は必携です。さあ、あなたもここへ行きたくなったでしょう。大丈夫です。春休みになると、日本の大学生もバックパックでやってきていますから。