伝統的な布のバティックとは?

綿などの布地にろうを塗ってその部分を染め抜く「ろうけつ染め」の技法は昔から世界各地にありますが、インドネシアとマレーシアが有名で、とくにジャワ島のものは日本では「ジャワ更紗」として知られています。ただしジャワ更紗と言っても、地方によってデザインや染め方が異なり、それぞれに特色があります。インドネシアでは公式行事のときなどは、バティックのシャツやサロンが正装となることも。もしあなたがインドネシアを訪れる機会があるなら、自分の気に入ったデザインのバティックをひとつ手に入れてみてはいかがでしょうか。

インドネシアで、特産のろうけつ染めの布地バティックを購入してみよう インドネシアで、特産のろうけつ染めの布地バティックを購入してみよう

バティックの価格は何で決まる?

「バティック」といってもその値段はピンキリ。その違いは、安いものは工場で造られたスタンプによる大量生産品が多く、高いものは手描き、その中間のものは手描きとスタンプ併用といった具合によります。もちろん「スタンプだから安物」というわけでもなく、デザインや使っている生地によっても値段は変わりますし、手描きでも名の知れた作家の手描きバティックなら、さらに高くなります。また、布地以外にも、仕立てによっても違います。自分で選ぶことにいまひとつ自信がないなら、「バティック・クリス」「ダナル・ハディ」といった全国展開している有名ブランド店へ行って、品を選ぶのが無難かもしれません。大きなショッピングモールの中にも入っています。ガイドが連れて行くようなバティックショップが一概に悪いとはいいませんが、ガイドのコミッション分が上乗せされていることが多いですね。

バティック製品にはどんなものがある?

バティックはろうけつ染めの布地のことを指すので、ただ「バティックが欲しい」と思っても、いろいろな製品があります。男性ならシャツが一般的ですが、女性ならワンピースやパンツ、サロンなどいろいろな種類があります。もろちん布そのものを購入してもいいのですが、テーブルクロスやカーテンとして使う以外は、仕立てないと実用的ではありません。仕立てた後の端切れを使ったバッグやポーチなどでも、センスのいいものは欲しくなりますね。

観賞用のアートバティック

バティックは実用的なものだけではありません。バティックそのものをキャンバスに見立てたような、観賞用の「アートバティック」というジャンルも存在しています。もうこれは「絵画」といってもいいくらいです。もちろんアートバティックも、安いプリントから手描きの一点ものまで、種類も価格もさまざま。これはもう「気に入った作品を買う」という感覚ですね。絵の具を使って描かれた絵画と違って、汚れたら水洗いできるのは保管が楽です。民芸調や神話をモチーフにしたものから、抽象まであり、もうお好みとしかいいようがありません。それでもたいてい数千円から購入できるので、そんなに手が出ないという価格ではありませんよ。