二度目の“ご来光”体験はゼロ年代

その約10年後。ゼロ年代に入ってまもなく、またブロモ山に行く機会がありました。その時は二度目なので、自分でバスを乗り継いで外輪山の村チェモロ・ラワンに行き、そこから歩いてひとりで夜中に火口に向かいました。馬引きの勧誘もありましたが、距離もわかっていたので歩きにしたのです。砂、というか火山灰のクレーターは歩きにくかったですが、白いプレートが道に埋め込まれていて、迷うことはありません。この時は月も出ていたので明るかったせいか、初回のときのような星空の感動はありませんでした。また、火山活動が活発だったのか、火口からは常に白い噴煙が上がり、赤い炎も見えませんでした。観光客の数は倍増しており、外国人旅行者の姿も多く見られました。クレーターをジープが走っているのを見て、時代の流れを感じたのが印象的です。

ジャワ島の聖なる山ブロモでご来光を見る その3 展望台から見るご来光は ジャワ島の聖なる山ブロモでご来光を見る その3 展望台から見るご来光は

そして三度目のブロモ山はジープツアーで

三度目のブロモ山のご来光体験は、2009年。この頃になると、現地ではブロモ山でご来光を見るのではなく、外輪山のプナンジャカン山にある展望台(2771m)から、「ブロモ山に上るご来光を見る」というツアーが人気でした。クレーター内へのジープの乗り入れが制限されたためか、ジープで展望台まで上り、ご来光を観た後、クレーターまで送るというツアーが催行されていたのです。ブロモ山は現地の人の聖地なので、大きな観光開発ができない代わりに、その外側に観光ポイントを作ったのでしょう。料金はジープ一台で3000円程度。乗り合いならひとり800円ほどです。

展望台からのご来光は…

展望台は駐車場も広く、また売店もたくさんあり、温かい飲み物を飲みながら日の出を待つこともできるようになっていました。そして観光客の数も数倍に。ここからのご来光は、噴煙を上げるブロモ山、その向こうにジャワ最高峰のスメル山も同時に見えるというもの。すばらしい眺めですが、少し「セットされた」感は否めません。やはり最初のときのインパクトには負けました。ご来光の後にジープに戻り、ブロモ山への入口となるクレーターの端まで送ってもらいます。そのまま宿に帰る人は乗ったままです。ジープを降りると馬引きたちが集まってきますが、すでに周りは明るいので、歩いて行きました。30分ほどの道のりで、あの階段に着きました。

ジョグジャカルタとバリから1泊2日で

次にブロモ山に行くのはいつになるでしょう。もっと観光開発されているのでしょうか。しかし、このようなダイナミックな景観は他で見られるものではないので、まだ行ったことがない人には、ぜひおすすめのスポットです。ジョグジャカルタとバリからは1泊2日のツアーが出ているので、2日あれば行って来られますよ。ジョグジャカルタからは、朝出てブロモ山で1泊し、ご来光を見てそのままバリ島へという現地発ツアーが毎日催行されています。3000円ぐらいなので、うまく利用してみてはいかがでしょうか。