長い伝統があるプラウィサタのラーマヤナ・バレエ

市内にあるプラウィサタ劇場のラーマヤナ・バレエは、市民にとってはもうすっかりおなじみのもの。場所は王宮の東500mほどにある遊園地の一画で、市内のホテルに宿泊していればアクセスは便利ですね。人力三輪車のベチャでも、行ける距離です。送迎付きのツアーもあります。入場料金は2014年の時点で日本円にして2500円ほどと、現地の物価からしたらかなり高いです。しかし内容はすばらしく、見る価値は十分にあると思います。私が初めてここで観たのでさえ、もう20年近く前の話なので、ずいぶんと長い伝統があります(公式HPでは25年と書かれていました)。私はその後、昨年(2013年)までにこのプラウィサタ劇場のラーマヤナ・バレエをおそらく7、8回は観ていると思いますが、その間に演出もずいぶんと変わってきました。

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コンパクトにまとまった舞台

上演時間は約1時間30分とコンパクト。昔は前編、後編に分けて2夜に分けて上演されていましたが、この時代、そんな悠長なことはいってられず、ひと晩でダイジェスト版を上演します。話がどんどん展開していきますが、その分、ダレることがなくテキパキと進んでいくので、初めて観る人にはちょうどいいでしょう。入口で各国語で書かれたストーリーを配っています、日本語もありますが、演出が変わって来たのに対応しておらず、古いままのようでいまひとつ舞台とリンクしていないのが残念です。

言葉がわからなくても大丈夫

最初に舞台に各キャラが登場し、インドネシア語と英語でそのキャラが説明されます。その後照明が落ち、ラーマ、シータ、ラクシュマナが登場し、舞台が始まります。基本的に俳優たちにセリフはなく(ハッ、ヤッというかけ声程度)、物語の説明はジャワ語の“歌い”によってシーンをつなぐ時に歌われる程度。あとは演技と音楽によって物語が進行していきます。ずっと観ていると、この演出、年々派手になって来ています。今ではアクロバット的な動きもたくさん取り入れ、火も使う大掛かりなものに。伝統芸能というより、ミュージカルを見に行くような感覚で楽しめるでしょう。