繁華街に近い割には静かなエリア

このエリアの良さは、まず「静か」なことでしょう。民宿は通りから引っ込んだ住宅街にあるので、騒音もそれほど聞こえてきません。その割に200mほど歩けば、鉄道駅や市内のメインストリートのマリオボロ通りにも出られるとアクセスも良いのです。遅くまで店が開き、人通りもあるので、女性でも怖い思いをすることはありません。夜中でも「ちょっとコンビニへ」と出かけることができますし、早朝や夜行移動する旅行者もいるので、何かしらの店も開いていますし、タクシーもつかまりやすいですね。

ジョグジャカルタでバックパッカーが目指す安宿街「ソスロウィジャヤン」へ(後編) ジョグジャカルタでバックパッカーが目指す安宿街「ソスロウィジャヤン」へ(後編)

下町の風情を感じる楽しみ

「安宿」というと安全面での心配をする人もいますが、たいていが同じ建物に家族が住んでいるような民宿で、逆に知らない人が入ってくることも少ないです。その親密さから家の人と仲良くなって、つい滞在をのばしている旅人もいます。宿の前の細い路地では、夜まで小さな子供たちが遊び、昼は菓子売りの行商人が自転車を引いてやってくるなど、昔の日本のような風情を感じます。ちなみにインドネシア語で「お菓子」は「クエ」。その「クエー、クエー」という行商人の呼びかけの声は、日本人には「食えー」と言われているようで少しおかしいですが、それを聞いているとインドネシアに来たという実感がいつも湧きます。

近くに食事ができる場所も充実している

さて、このソスロウィジャヤンの横町には、安宿以外にも外国人旅行者向けのレストランが5、6軒あります。たいていの安宿はレストランを併設していないので、宿泊客はこうした外のレストランに食べにいくのです。それでも歩いて30mとか50m程度の距離なので、そんな不便ではありませんし、店は朝から開いています。値段も日本円にすると、朝食で200円、昼食や夕食で400円程度と高いものではありません。また、Wi-Fiが無料で使えるところが多いのがいいですね。そのため、カフェ利用でねばっている旅行者もかなりいます(笑)。

さびれつつある安宿街

前に別項で「首都ジャカルタの安宿街がさびれつつある」と書きましたが、このソスロウィジャヤンの横町も、ジャカルタほどではありませんが昔に比べるとかなり旅行者が減ったような気がします。インドネシアの物価が上がってしまったことや、長期旅行者が減り、外国人旅行者ももう少しグレードの良い中級ホテルに泊まるようになったのかもしれません。それでも、庶民的な雰囲気を味わいたいなら、このソスロウィジャヤンのガンに行ってみましょう。食事で行ってみるだけでも面白いかもしれませんよ。