「辛ラーメン」の農心グループ、ホテル事業も好調です

釜山の東莱(トンネ)エリアは、中心部から外れていますが、古くから温泉で有名な観光地です。東莱で唯一の特一級ホテルといえば「ホテル農心(ノンシム)」です。私が釜山を旅行したのは2月でした。ソウルよりは温暖とはいえ、2月の釜山はやっぱりまだまだ寒い! ホテルは温泉とオンドルのお部屋で思い切りぬくぬくしたくて、このホテルのオンドル(床下暖房)ルームに泊まってみましたよ。ここは「辛ラーメン」で有名な農心(ノンシム)グループ経営のホテルです。ホテル自体は老舗ですが、2013年にすべての客室を改装済み。よりモダンな雰囲気となったようです。

ホテルのフロントはすっきりしてリッチな雰囲気 ホテルのフロントはすっきりしてリッチな雰囲気

オンドルは、室温が暖かくなりすぎることがあるのでご注意

“ようです”と書いたのは、私が泊まったのは洋室ではなく、韓国式オンドルルームだったから。せっかく冬の韓国に来ているのだから、より韓国らしいお部屋もいい経験ですよね。オンドルルームは、床こそ(オンドルのため)ビニール張りでちょっと高級感はありませんが、家具やお布団が韓国らしいデザインで、ご当地気分が盛り上がりますよ。ただしオンドルは温度調節がなかなか難しく、その上、オンドルを含む電気関係の操作パネルが非常におおざっぱな表示なので、使いこなすのに時間がかかります。自信がない人はフロントに尋ねてみてください。

ふつうの客室とはちがう、オンドルルームのインテリア ふつうの客室とはちがう、オンドルルームのインテリア

お部屋でも温泉を楽しめます

各部屋のお風呂に引かれているお湯は温泉水です。ですから、わざわざ温泉施設に出かけなくても温泉には入れるんですね。都合がつかず温泉施設に行けない宿泊客にとっては、うれしいですよね! 食事に関しては、イタリアンレストランと韓国料理レストラン、コーヒーショップ、そしてバーが入っています。駆け足旅行だったので、私はレストランの利用はしませんでした。それでもこのホテルにとても満足できた理由は、隣接する超大型温泉施設のおかげでした!

左がホテル農心、右が虚心庁。連絡通路でつながっています 左がホテル農心、右が虚心庁。連絡通路でつながっています

朝5時半から営業しているので、朝風呂を狙うのもいいかも

ホテルと連絡通路でつながっている「虚心庁(ホシンチョン)」という温泉……というより健康ランド、いえ、もはや総合レジャーランドといってもいいようなすごい規模の施設なんです。私は朝風呂に入ったのですが、ガラスのドーム天井から降り注ぐ朝の太陽がとても気持ちよかったですよ。ヒノキ風呂、打たせ湯、ハーブ湯、足湯、岩風呂、露天風呂、サウナ、あかすり場、チムジルパンなどなど……、いくつ入ったか数えながら、すべてのお湯につかってみようと意気込みましたが、途中で数えるのをあきらめたほどです。ミニプール、キッズルーム、パソコンスペースもあり、もうここで半日過ごしてもいいくらいですね。

今から連絡通路を通ります! 今から連絡通路を通ります!

日本との習慣の違いも楽しめる、思い出深い滞在になりますよ!

ひとつ注意したいのは、韓国では全裸で歩くことをちっとも恥ずかしがらないこと。日本人は、温泉や銭湯でもタオルで体を隠す人が多いですよね。ここへ来たらそんな恥じらいは捨てた方が早いかも?! しかも、お湯につかりながらジュースを飲んだり、パンや果物を食べたり。日本では考えられない、自由気ままな楽しみ方に驚きました。このように、韓国らしさをたっぷり味わえたホテル農心。一味ちがう温泉体験をどうぞ!

自分でお布団を敷くスタイル 自分でお布団を敷くスタイル