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【2020年情報】光州事件の記憶を今に伝える「5.18記念公園」で散策を


掲載日:2020/02/22 テーマ:歴史 行き先: 韓国 / 光州(クアンジュ)

タグ: ためになる 激しい 公園 歴史


光州に行ったら、何を見ますか?

ブロンズ像はエモーショナルの極致。誰もが胸を揺さぶられる ブロンズ像はエモーショナルの極致。誰もが胸を揺さぶられる

光州(クァンジュ)に観光を目的として訪れる人は、さほど多くないかもしれません。全羅南道の道庁所在地だったこともあるのに、一昔前まではガイドブックにも「これといった見どころはない」と書かれていたくらい、地味な印象のある都市です。しかしここは、韓国最大の民主化要求運動「光州事件」の起こった場所。光州事件にフォーカスして散策を楽しむのもいいでしょう。市内中心部にあって旅行者でも訪れやすい公園「5.18記念公園」は、光州事件について知識や関心のなかった人でも厳粛な気持ちになれる、おすすめスポットです。

アップダウンのある、広大な公園です

新緑の頃は散策の楽しさもひとしお 新緑の頃は散策の楽しさもひとしお

1980年5月18日から起こった、光州の大学生をはじめとするデモにより、ここ光州の市民は3000人を超える死傷者が出ました。その大事件を記憶に残し、犠牲者を追慕する目的で作られた公園です。市内には「5.18自由公園」という公園もあり、そちらは写真やマネキン人形などで光州事件の全容に迫る展示をしているのに比べ、こちらはどちらかというと“記念(祈念)”の意味合いを強く感じられる公園になっています。小高い丘の斜面を活かした作りをしており、その面積は20万平方メートルほどもあります。散歩コースやジョギングコースも整備されていて、敷地内には寺院まであるんですよ。緑の中を、地元の人々が楽しげに散策しています。

激しい闘争を想像させる、大きなブロンズ像

非常に大掛かりな空間展示 非常に大掛かりな空間展示

そんな美しい市民公園である5.18記念公園ですが、光州事件に関連する施設としては、まず「公園広場」に行くのがよいでしょう。広場には非常に大掛かりなモニュメントがあります。光州事件の犠牲となった人々を象徴している銀色のポールと、地面に突き刺さるようなオブジェで作られた地下道への入り口、そして3人の光州市民を模した巨大なブロンズ像、いずれもエモーショナルで感動的です。3体のブロンズ像は、傷つきくずおれそうな真ん中の人を両側から二人の人が支えています。民主主義への希求と、暴力への激しい抵抗の表現にきっと心を動かされますよ。

聖母マリアの「ピエタ像」を思わせる、母の像が地下に

まさしく「嘆きのピエタ」 まさしく「嘆きのピエタ」

スロープを降りていくと、地下には「追慕昇華空間」が広がっています。こちらは地上とは打って変わって、犠牲者の死を悼む静謐な場になっています。ずらりと並んだ御影石は小さなブロックに分かれており、そのひとつひとつに光州事件の犠牲者の名前が彫られています。中央には亡くなった子供を抱きかかえて天を仰ぐ、韓服姿の母親のブロンズ像があり、地上のブロンズ像と好対照をなしています。

2020年は光州事件40周年の節目にあたる年

どの角度から撮っても感動的……! どの角度から撮っても感動的……!

この他、「5.18記念文化館」では写真やジオラマを使った光州事件の解説展示があります。5.18記念公園は、韓国現代史上に残る大事件を、このような情感に直接訴えかける展示方法をとっていることに好感を持ちました。ここをきっかけに光州事件に関心を持ったら、「5.18自由公園」へも是非どうぞ。こちらの記事は「映画『タクシー運転手』の舞台となった光州。「5.18自由公園」へ行こう」です。2020年は、光州事件が起きてからちょうど40周年。遠い昔ではない歴史の一幕を学びに行きましょう!

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/02/22)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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