せっかくの旅行ならご当地グルメを楽しみたい。慶州のお土産は?

韓国旅行の目的地として、近年じわじわと人気が高まっている慶州。遺跡や寺院などの観光資源が豊富な慶州では、ソウルにはない、ゆったりした時間が流れています。慶州に行ったら、お土産は何がいいでしょうか? 正解はやっぱり、「ファンナム(皇南)パン」でしょう! あんこを小麦粉で作った薄皮で包んで焼き上げたお菓子です。“パン”という名前こそついていますが、実物はどう見ても、かわいい“おまんじゅう”です。

慶州市内に残る古墳群「大陵苑」。観光ついでにファンナムパン本店へどうぞ 慶州市内に残る古墳群「大陵苑」。観光ついでにファンナムパン本店へどうぞ

ここでしか買えないのが魅力のお菓子です

ファンナムパンが商品となったのは、1939年のこと。現在は3代目のご主人が伝統の味を受け継いでいるそうです。慶州は、ソウルや釜山に比べて観光開発が遅れがちで、地方の特色を出した食品を提供するのも遅かったのです。しかしこのファンナムパンは、早くから「慶州市指定の伝統食品」「慶州北道指定の名品」となっているんですよ。まさに慶州のプライドがぎゅっと凝縮したようなお菓子なんですね。

あずきのおいしさを満喫できるのが、このファンナムパン!

ファンナムパンのおいしさの秘密は、なんといっても韓国産あずきでしょう。砂糖を多く使わなくても、あずきが持っている本来の甘みのおかげで、あっさりした風味のあずきあんができあがります。また、機械に頼らず、ひとつひとつを職人さんが手作りしているので、よく見ると焼き目などに微妙な違いが見られます。それも本当に愛らしいのです。真ん中に、特徴的な押し型の模様があります。これはいろいろな媒体で「菊の模様」と表現されていますが、ファンナムパンの説明によると「櫛目柄」なのだそうです。

類似品に注意! (しかもそこそこイケるので)

20個入りの箱で1万6000ウォン(約1600円)とお手頃な価格もあり、慶州土産として人気を独占しているファンナムパン。しかし人気者の宿命か、慶州には類似品がとても多いのです。大陵苑(テヌンウォン)のすぐ手前にあるのがファンナムパン本店で、他に数軒の姉妹店があります。これと無関係に「慶州パン」「ファンナム慶州パン」などの店名を掲げた類似品を販売するお店がいくつもあるんです。私もためしに「慶州パン」という名前のお菓子(箱にカタカナ書きされていました)も食べてみましたが、本当にそっくりです。しかも、なかなかおいしいです……。商売ってシビアですよね。

ホームページのちょっと大げさな語り口もナイス

いっそのこと、ファンナムパンと類似品を食べ比べるというのもおもしろいかもしれませんが、やっぱり正真正銘のファンナムパンがいいという人は、ロゴマークを目印にするのがいいでしょう。ファンナムパンには日本語ホームページがあり、ここにお店のロゴマークも載っていますよ(「類似品の見分け方」というページもありました)。ホームページでパンの紹介を読みながら食べれば、ありがたみもひとしおかもしれませんよ! シンプルだけど飽きず、小ぶりなのでパクッと食べられるかわいいパン(というかおまんじゅう)、ファンナムパンはどなたにもおすすめのお菓子です。ホームページはこちら→http://www.hwangnam.co.kr/jpn/main.html