平昌オリンピックの選手村で日本人選手がはまった食べ物

オリンピックが始まると、必ず紹介される選手村の食堂のごはん。開催国にとどまらず、世界の伝統料理あり、イスラム教徒のための料理ありと、テレビで見ているだけなのに興味深々です。先日、韓国の平昌オリンピックの選手村の食事について、日本人選手が語ってました。「キムパブが本当に美味しいんです」。ああ、懐かしい。私も韓国に通っていた頃、キムパブが大好きでした。キムパブとは、韓流ドラマファンや韓国好きの間では、すっかりメジャーになっている韓国の海苔巻きです。日本統治時代に広まったキムパブは、見た目は、日本の海苔巻きですが、食べてみると全く別もの。キムパブは、正真正銘韓国の海苔巻きです。

写真は、キムパブ天国で食べたツナキムパブ。これで1人前 写真は、キムパブ天国で食べたツナキムパブ。これで1人前

キムパブと海苔巻きの決定的な違い

キムパブの「キム」は、韓国語でのり、「パブ」にはごはんと言う意味があります。ごま油を塗って、ぱらっと塩をふった韓国のりを使うところも日本の海苔巻きとは違います。それよりもごはんが酢飯じゃないことです。韓国に通い始めた頃、「韓国に来てまで海苔巻きを食べる必要はない」なんて言って、キムパブを避けていました。どうせ、似たような味に違いないから。その後、食べてみて「もっと早くから食べておけばよかった。キムパブはキムパブ」と思ったのです。韓国全土で展開している「キムパブ天国」などのチェーン店では、ほかほかごはんで作ってくれます。キムパブは、海苔巻きというよりおにぎりに近いです。

広蔵市場の屋台で売っている細巻のキムパブ 広蔵市場の屋台で売っている細巻のキムパブ

かなりしっかり味をつけた具があうキムパブ

もはや日本の影響を受けたとは言えないキムパブですが、具も韓国風。メインの具は、ツナ、キムチ、ハム、牛肉などなど。メインの具以外には、たくあん、卵焼き、ごぼう、ほうれん草、かにかまなどが入っています。メインの具に牛肉を使ったものなら、ちょっと甘い味付けのプルコギがおすすめです。コチュジャンで味をつけたイカやコルベンイと言うつぶ貝、辛口キムチなども美味しい。辛い味付けの具ってキムパブによくあいます。また、ごはんの内側に海苔を巻いたヌードキムパブも美味しい。キムパブって本当によりどりみどり!

ヌードキムパブ。キムパブの専門食堂で食べると、汁物、たくあんなどがついてくる ヌードキムパブ。キムパブの専門食堂で食べると、汁物、たくあんなどがついてくる

屋台や食堂でもない、おすすめのキムパブとは?

キムパブには、太巻きではなくて、細巻きタイプもあります。中でも一口サイズのコマキムパブは、にんじんが入っているだけなのに不思議と美味しい。特製の辛味がきいた醤油で食べます。また、全く具が入っていない細巻きと大根とイカの激辛キムチを一緒に食べる忠武キムパブは、老若男女を問わず、人気があります。私のおすすめは、地下鉄の入り口あたりに立っているおばちゃんのキムパブです。発砲スチロールの箱に入れて、持って来たキムパブを売っています。アルミホイルに包まれたキムパブは、いかにも近所に住んでいるおばちゃんが、作った感あり。具は、にんじん、卵、ハムなどの定番。珍しさも新しさもないけれど、ハズレなし。手作り感いっぱいのおばちゃんのキムパブ、また、食べたくなってきました。

忠武キムパブ。激辛のイカと大根キムチは、ただでおかわりオッケー! 忠武キムパブ。激辛のイカと大根キムチは、ただでおかわりオッケー!