- 山崎裕子
- 韓国専門ライター&企画者。1996年に初めて訪れた韓国に魅せられて約11年。エネルギッシュでパワー溢れる韓国の魅力に夢中になり、ひたすら”韓国”をキーワードに駆け抜け、現在進行中。韓国に関する豊富な人脈と話題で、韓流関係、韓国映画、K-POP、伝統・文化、食、旅行関連、TV取材相談まで幅広い守備範囲を持ち、多くの実績も持つ。
出発エリアをに変更しました。
ソウルの新スポットFourSeasonsHouse。アジア中からドラマファンが駆けつけています
韓流ブームも落ち着いたと言われる昨今ですが、いえいえ、そんなことはありません。韓国ドラマは、ますます人気上昇中で、韓国に観光に来る人の中にはドラマファンも多く、担当ガイドからドラマの話を熱心に聞く姿も多く見受けられます。そして、積極的にロケ地を回り、ドラマの余韻に浸るのも旅の醍醐味となっているようです。
韓流ブームを作った「冬のソナタ」の衣装に思わず感激
韓国ドラマのブームを作り、韓国ドラマ界の代表格とされるのが、色の魔術師と言われるユン・ソクホ監督の四季シリーズです。彼が製作した「冬のソナタ」「秋の童話」「夏の香り」「春のワルツ」は、アジア中の女性を夢中にさせて来ました。かつては、ロケ地を訪ねるツアーも盛んで、半日以上かけての「冬のソナタ」の春川(チュンチョン)や南怡島(ナミソン)を尋ねるツアーも大盛況でした。しかし、短い旅行スケジュールの中でバタバタと巡った人も多かったと思います。
ドラマの中で見てきたあの場面が、次々と目の前に広がります
そんな、ドラマファンに朗報です。ユン・ソクホ監督が監督の事務所「YOON’S COLOR」を改装し、韓流ドラマ体験館「Four Seasons House(フォーシーズンハウス)」を設立、監督の代表作である四季シリーズをはじめ、「雪の女王」をメインとしたドラマなど体感できるスポットがソウルの弘大(ホンデ)に登場しました。「Four Seasons House」は観光公社とも提携しており、地下鉄の駅からも近く、渋滞していなければ明洞周辺からタクシーで15分程度で行けるなど、交通アクセスも抜群です。
ユン監督が実際に使っていた台本や出演者の書き込みがある物まで
白い大きな家に広い庭はよく韓国ドラマに出てくるお屋敷のようです。室内には”四季シリーズ”の撮影で使われた小道具や写真などが飾られ、寝食を忘れてまで見たドラマのディオラマが次々と目の前に現れ、ドラマファンはもちろん、少しでもドラマを見たことがあれば、それは、それは感動ものです。今、日本で放送中の「春のワルツ」コーナーではオフショットの写真も展示され、ドラマの裏側を垣間見ることできるので、ちょっと得した気分にもなります。中には出演者本人から寄贈された貴重な品も多く展示されています。
ヒョンビンの「雪の女王」もユンスカラーの作品。グッズを購入できる場所もあります
また、不定期でゲストを呼んでのイベントも行われたりとサプライズも用意されているそうです。そんな気になる新・観光スポット「Four Seasons House」ですが、当分の間は予約制となっているそうです。日本語が分かるスタッフが常駐しているので、韓国に到着してからでも十分ですので、電話かFAX、もしくはホテルのフロントスタッフに頼んで見学を申し込んでください。あと、日曜日と祭日は休館日となりますので、これも注意してくださいね。
■Four Seasons House(フォーシーズンハウス)
住所:ソウル市麻浦区上水洞86-10
アクセス:地下鉄6号線上水駅2番出口徒歩5分
電話:02-3141-9027(日本語可)
FAX:02-3141-9031(日本語可)
開館時間:平日10:00〜17:00 土曜10:00〜15:00
休日:日曜、休日
入場料:5000ウォン(約670円)
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/07/20)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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