- 山崎裕子
- 韓国専門ライター&企画者。1996年に初めて訪れた韓国に魅せられて約11年。エネルギッシュでパワー溢れる韓国の魅力に夢中になり、ひたすら”韓国”をキーワードに駆け抜け、現在進行中。韓国に関する豊富な人脈と話題で、韓流関係、韓国映画、K-POP、伝統・文化、食、旅行関連、TV取材相談まで幅広い守備範囲を持ち、多くの実績も持つ。
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雑誌などでお気に入りのドレスを見つけたら、それを切り抜いて持って行くと、全体のシルエットだけでなく手の込んだレース模様だって同じように作ってもらえます
特別な晴れの日をもっと美しく、もっと感動的に演出できたらいいですよね。だったらドレスは自分好みのスタイルで完全オーダーしてみませんか。韓国の結婚式は日本に比べると30分ほどと、簡単に終わってしまいます。しかし、花嫁を飾り立てることには手抜きがありません。美に関しては気合の入っている国ですからドレスも、お気に入りのデザインでオーダーして作る人が多いのです。
リボンの大きさ、ドレスの長さなど思いっきりわがままでいいんです。どんなリクエストでも叶えてくれるのはオーダーメイドだからです
ウエディングドレスというと、とても高価で大掛かりで豪華な刺繍や装飾を付けたら値段もそれなりで…と躊躇しがちですが、韓国では、サテン、オーガンジー、ミカドシルクなど素材にもよりますが、完全オーダーで縫製したドレスでも150万ウォン(約18万円)ぺチュコート、グローブ、ベール(すべてオーダー制)を付けても200万ウォン程度(約24万円)とかなりリーズナブルに作れてしまうのです。これは日本でレンタルする金額よりも安いかも知れません。
ドレスに縫い付けたり、巻いたりする花やスパンコールなども全部、手縫いで丁寧に仕上げてくれます。もちろん、どんなリクエストも可能です
基本的にドレスはバストの位置やウエストラインが着る人のサイズに合っていないと美しくありません。その点オーダーメイドだと、とても高価で手が出ないようなオートクチュールにも負けない繊細で美しいドレスを自分専用として晴れの日に着ることができるのです。どうですか?素敵じゃありませんか?そんな韓国には多くのウェディングショップがあり、日本語が通じる店も何件かあります。その中の一軒を訪ねてみました。
ウエディングティアラやネックレスのなどの小物販売もありますが、ティアラでも4万ウォン〜(約4900円)と、かなりのお手頃価格で揃います
まずデザインですが、最初に好きなデザインを持って行けばイメージ画を作ってくれます。雑誌の切り抜きを持って来て、細部にわたるまで同じようにオーダーをかけることもできます。ドレスにつける花やスパンコール、小物だって、好みの物を手縫いで丁寧に製作してくれます。最初の採寸だけキチンとすれば、あとはインターネットで途中経過を鮮明は画像で知らせてくれるので、その都度、追加のリクエストも可能です。採寸から受け渡しまでは約2カ月、出来上がりは日本へ郵送もしてくれます。
取材協力してくれたチョン社長は日本語が堪能で多くの日本女性にドレスを提供しており、男性用も完全オーダーが可能でタキシード、スーツ、ベスト、タイ、Yシャツ、靴までついて65万ウォン〜です
オーダーメイドなんてもったいない……なんて思う人もいると思いますが、例えば上品な光沢を持つミカドシルクだと水洗いが可能で、おまけに染色までできてしまうので、色やデザインを変えればパーティ用のカクテルドレスにも使えます。また、子どもが生まれれば、お宮参り用のドレスに七五三、ピアノ発表会用のドレスにとリメイクが可能です。自分の人生の大切なシーンを飾ったドレスが、晴れの日を受け継いでいくと思えば、オーダーメイドのドレスも捨てたものではありませんよね。
<関連情報・取材協力>
リンクウエディングドレスソウル
ソウル市中区忠武路2街12-14-3F
02-779-2114(日本語可能)
10:00〜22:00
※繁華街明洞の中にあり、ソウル「セジョンホテル」の裏手になります。
http://www.linkdress.com/
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/11/27)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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