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海外現地発ガイド通信

韓国最北端の駅「都羅山駅」は38度線からわずか700メートルの緊張感ある駅です


掲載日:2008/09/03 テーマ:観光地・名所 行き先: 韓国 / ソウル

タグ: 鉄道


信じがたいですが韓国はまだ戦争中(休戦)です

休戦中の韓国において、一般人が行くことのできる南側最後の駅「都羅山(ドラサン)駅」は世界の中でも最も緊張感のある駅です。この駅は国鉄職員と韓国軍が共同で管理しています 休戦中の韓国において、一般人が行くことのできる南側最後の駅「都羅山(ドラサン)駅」は世界の中でも最も緊張感のある駅です。この駅は国鉄職員と韓国軍が共同で管理しています

ご存知の方も多いと思いますが、韓国はいまだ戦争中の国です。1950年6月25日に勃発した朝鮮戦争が1953年7月27日に停戦という形で休止し、ひとつの国が北と南に分かれるという形で今にいたっています。1989年にドイツベルリンの壁の崩壊により東西のドイツが統一されてから、朝鮮半島だけが世界で唯一、分断国家のままなのです。38度線を境に同一民族が行き会えない、そんなリアルな姿を間近に見られる場所として非武装地帯・DMZがあります。

非武装地帯は韓国を読み解くキーワードです

都羅山駅に行く前に必ず韓国軍のセキュリティーチェックを受けなくてはいけません。危険な持ちものや不審物は一時預かりか没収となるので注意してください 都羅山駅に行く前に必ず韓国軍のセキュリティーチェックを受けなくてはいけません。危険な持ちものや不審物は一時預かりか没収となるので注意してください

非武装地帯・DMZは通称、板門店(はんもんてん)と呼ばれ、その周辺は韓国軍とアメリカ軍による共同警備で厳しく管理されていますが、その非武装地帯に、2003年から国鉄・京義(キョンギ)線を使って個人でも行くことができるようになりました。ソウル駅から約56km先にある南側最後の駅、「都羅山(ドラサン)駅」ですが、非武装地帯の中にある、世界で最も緊張感のある駅です。ここに行くにはソウル駅(もしくは国鉄・新村駅)で必ず津羅山駅間の「往復」チケット購入が条件となります。

セキュリティーチェックが緊張感を煽ります

都羅山駅の次は、北朝鮮の開城(ケソン)駅。その距離はわずか17kmです。南北が統一し、線路を進むことができれば、平壌はもちろん、シベリア鉄道、中国鉄道を経て、ヨーロッパまで行くこともできるそうです 都羅山駅の次は、北朝鮮の開城(ケソン)駅。その距離はわずか17kmです。南北が統一し、線路を進むことができれば、平壌はもちろん、シベリア鉄道、中国鉄道を経て、ヨーロッパまで行くこともできるそうです

ソウル駅を朝9時25分か10時50分に出発するセマウル号に乗り、終点の都羅山駅を目指します。乗車時間は約1時間強ですが、津羅山駅に到着するひとつ手前の臨津江(イムジンガン)駅で一旦、汽車を降りなければいけません。実は津羅山駅に行くのにセキュリティーチェックがあるからなんです。臨津江駅でパスポートチェックや北朝鮮を刺激する物を持参していないかなどを、韓国軍からチェックを受けなければいけないのです。このときにパスポート提示も求められるので必ず持参してください。

専用バスでDMZツアー参加ができます

北に向かっての写真撮影は禁止されています。任意で行くことができる都羅山展望台では備え付けの望遠鏡から開城工業団地や働く北朝鮮の人々が間近に見えます 北に向かっての写真撮影は禁止されています。任意で行くことができる都羅山展望台では備え付けの望遠鏡から開城工業団地や働く北朝鮮の人々が間近に見えます

セキュリティー検査が終われば、再び、汽車に乗って、ゆっくりと約5分で南側最後の駅、津羅山駅に到着です。次の駅は北朝鮮の開城駅ですが、レールがあれどまだこの先に行くことはできません。津羅山駅は非武装地帯の限界線まで、わずか700メートルしかないので、厳しい管理のもと駅周辺のわずかな範囲だけしか個人では歩き回ることができません。しかし、ツアーバスを利用すれば非武装地帯を見学することができます。ツアーに参加する場合は、セキュリティー検査を受けた臨津駅で申し込みをします。ツアー代金は1万1700ウォン(約1200円)です。

帰りは臨津江駅で降りて観光もできます

都羅山駅周辺は人が立ち入れないので珍しい草花もありますが、常に銃や警防を持った韓国軍が観光客に目を配っているのでどれだけ緊張感のある場所かがわかります 都羅山駅周辺は人が立ち入れないので珍しい草花もありますが、常に銃や警防を持った韓国軍が観光客に目を配っているのでどれだけ緊張感のある場所かがわかります

駅の改札を出たら、軍服を着た人の案内に従い、DMZツアーバスに乗車してください。バスは約90分かけて北朝鮮が侵略のために掘った第三トンネルや目の前に北朝鮮の開城(ケソン)の町が見渡せる展望台などをまわり都羅山駅に戻ります。帰りは、津羅山駅で軍の監視下から開放されますので、乗った汽車でそのままソウルまで戻ることもできますが、行きにチェックを受けた臨津江駅で下車して、駅のすぐ近くにある平和公園などを見学してもいいでしょう。臨津駅からソウル方面へ行く汽車は21時台まであるので、南北関門の地で韓国の現状を知るいい機会になると思います。

◆ 関連情報◆
参考スケジュール
(1)ソウル駅9:25発→都羅山駅11:10着。到着後都羅山駅からDMZツアー参加
都羅山駅13:25発→そのままソウルへ帰れば15:13ソウル駅着となります。
(2)ソウル駅10:50発→都羅山駅12:45着。到着後都羅山駅からDMZツアー参加
都羅山駅16:20発→そのままソウルへ帰れば17:35ソウル駅到着
※ いずれも都羅山駅に向かう前に臨津江駅で下車、セキュリティーチェックがあります。パスポートを持参してください。
※ 国籍、年齢制限はありません。
※ 汽車の切符はソウル駅構内にある外国人窓口でも発券できます。
ホームページ http://dmzpaju.com

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/09/03)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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