ソウルの日本人御用達市場はどことどこ?

ソウルの市場で日本人御用達と言えば、南大門、東大門市場とそして広蔵市場です。東再門にも近い鐘路5街にある広蔵市場は、昔ながらの商店街そのものです。アーケードの商店街の中には、日本ではお目にかかれないほど派手な柄の服屋、唐辛子で真っ赤な塩辛屋、軽くて薄い韓国式ふとん屋さんなどが並んでいます。ソウルでは、こんな商店街が大型スーパーやショッピングモールに次第に取って代わられてきていますが、広蔵市場に行きたくなる理由は昔懐かしい市場の雰囲気だけじゃありません。おいしい屋台や食堂がとびきり充実していることも大きいのです。しかも、そのお店はソウルっ子なら誰でも知っている老舗が多いのです。

ソウルっ子御用達のおいしい食堂がいっぱいの広蔵市場 ソウルっ子御用達のおいしい食堂がいっぱいの広蔵市場

韓国人のまねをして試食してみましょう!

裸電球の明かりがまぶしい屋台街で、まず、目につくのは、試食する人が群がっている「ピンデトック」屋さん。鉄板で焼いたピンデトックは一見、日本のお好み焼き風です。材料は緑豆をひいたものともやし。試食用に置いている一切れがかなり巨大です。韓国人は買わないときは、試食に手をださないなんてことはありません。通りすがりの人もガンガンつまんでいきます。郷に入れば郷に従え!私たちも韓国人のマネをして、気軽に試食しましょう!ピンデトック屋さんの向かいにはコチュジャンで真っ赤なトッポッキや海苔巻の屋台が並んでいます。

広蔵市場名物と言えば、ポリパブとカルグクス

トッポッキ屋さんを南に進むと、広蔵市場名物の「ポリパブ」屋さんです。ポリパブは麦ごはんです。ボールにうず高く盛った季節の野菜のナムルがテーブルにずらりと並んでいます。ホウレンソウ、ぜんまい、大根、セリなどなど。さくっと軽い麦ごはんとナムルたっぷりのピビムパブにはテンジャンチゲもついてきます。さらに南に進むと、「カルグクス」エリアです。カルグクスは手打ちの切り麺。いりこだしのカルグクスは日本人好みのあっさり味です。「マンドウ」と呼ばれる豆腐入りの韓国餃子屋さんもカルグクス屋のそばです。ふわっとした食感のマンドウもカルグクスもお昼ごはんの時間は人気があり、座る場所がないほどです。

ついつい広蔵市場に行ってしまう訳

ピンデトック屋さんまで戻り、東に進むと、「タッカンマリ」屋さが並んでいます。タッカンマリは鶏まるごと一匹鍋。東大門生まれのこの鍋は、鍋がわりの洗面器に鶏がまるごと一匹入っています。丸ままの鶏をハサミでザクザクと切って、餅、じゃがいも、麺などを入れた鍋です。他にもユッケ屋さんが並ぶ路地もあります。魚の辛いスープの「メウンタン」の食堂もユッケ通りのすぐそばです。広蔵市場のおいしいお店は多すぎて、2泊3日程度のソウル旅行では、制覇するのはとうてい無理というものです。それで次のソウル旅行でも、また、広蔵市場に行くことになってしまうのです。