冷麺は韓国では冬の食べるものって本当?

じっとり暑い日本の夏は、冷麺やそうめんが食べたくなります。湿度が低く、からっとした韓国にも夏の麺があります。韓国こそ、夏は冷麺だと思うでしょう。ハズレです。韓国では冷麺は冬の食べ物なんですよ。「以冷治冷」は「冷たさを以て、寒さを治める」と言う意味です。韓国では冷麺はぶるぶる震える寒い日に、エイヤッと思い切って、食べ、寒さを気合で治める食べ物です。正解はコングクスです。コングクスとは豆乳麺です。冷たい豆乳のスープで食べる麺です。初めての夏のソウルで、広蔵市場の屋台街に行くと、お客のほとんどが白いスープの冷たい麺を食べていました。それぐらい韓国の夏と言えば、コングクスなのです。

韓国の夏の風物詩、冷たい豆乳麺「コングクス」はいかが? 韓国の夏の風物詩、冷たい豆乳麺「コングクス」はいかが?

麺類好きで健康オタクの韓国人にぴったりな食べ物

韓国人は日本人と同じく麺類好きです。中でも「カルグクス」という手打ちの切り麺は、韓国人とっては重要な麺類です。日本のラーメン屋さんと同じぐらい軒数も多く、それぞれダシに特徴があります。とにかく麺好きなのです。それに加えて、韓国人は「モメチョッタ(体にいい)」食べ物や飲み物が大好きな健康オタクです。コングクスは韓国人が大好きな麺と「モメチョッタ」の両方を兼ね備えた、理想の麺類と言えます。食欲が落ちる夏になると、みんなが食べているのも納得です。

ソウルで一番おいしい「チンジュ会館」に行ってみました!

ソウルで一番コングクスがおいしいと評判の「チンジュ会館(ソウル特別市中区西小門洞120-35)」に行ってみました。お昼前になると長い行列ができることで有名なお店です。ちょっと早めに行ったので、すぐ、席につけました。それじゃ、いただきます!もったり重そうな豆乳は、豆乳というよりビシソワーズみたいです。冷たいビシソワーズの中にねっとり重い手打ち麺が入っている感じです。お味はかすかにしょっぱくて、大豆のほかに、コクを出すために、クルミなどナッツ類が入っているような気もします。企業秘密なのか、大豆以外は何も入っていないと言われましたけど。

ソウルの夏の訪れを告げる看板とは?

チンジュ会館は豆乳が濃いことで有名です。その分、お値段もかなり高め。市場の中にある屋台や食堂のコングクスとは豆乳の濃さが違います。それでも、正直言って、単調な味なのであきます。テーブルの上の塩を入れても、あきます。キムチで麺を挟んで食べると、まろやかな豆乳と辛いキムチの相性がよくて、最後までおいしく食べられました。韓国では6月になると、町のあちこちで「コングクスケジ(コングクス、始めました)」の看板を見かけるようになります。この看板を見ると、韓国人は「夏が来た」と感じます。夏の知らせを告げるコングクス、次のソウルで食べてみませんか!