韓国人が一番すきな麺は冷麺じゃなかった!

東アジアの人々って大の麺好きです。日本人なら、うどんやそば好きも多いですが、たぶん一番多いのはラーメン好きでしょう。韓国にはネンミョン(冷麺)、マッククス、カルグクスなどの麺類があります。マッククスは冷麺に似ていますが、じゃがいものでんぷんを原料とする冷麺と違い、そば粉でできています。冷麺は韓国を訪れる外国人旅行者が一度は食べたい韓国料理のひとつです。外国人旅行者には冷麺のほうがカルグクスより有名ですが、韓国人は断然、カルグクス好きです。冷麺好きを押さえて圧倒的にカルグクス好きのほうが多数派です。

ソウルのカルグクス激戦区、鐘路三街のカルグクス屋さん徹底比較! ソウルのカルグクス激戦区、鐘路三街のカルグクス屋さん徹底比較!

韓国の国民的麺カルグクス激戦区とは?

カルグクスは韓国の切り麺です。「カル」には切るという意味があり、「ククス」とは麺のことです。生地を包丁で切った麺なので、切り口は丸くはありませんが、食べた時の感じはうどんに似ています。それも煮込みうどんです。カルグクスは煮ているうちに麺の表面がスープの中に溶けだし、とろっと濃厚になったスープがおいしいのです。韓国の首都、ソウルには美味しいカルグクス専門店が数多くあります。中でも地下鉄3号線と5号線の鐘路三街駅周辺はおいしいカルグクス屋が集中している激戦区です。

麺重視の中国とスープ重視の韓国

中国と韓国の麺好きを比較してみました。麺の発祥の地だけに、中国人も相当な麺好きです。中国人はスープよりも麺重視です。韓国人は麺よりもスープ重視です。この点は日本人のラーメン好きと似ています。だから鐘路三街のカルグクス屋さんはどこもスープを競っています。定番のいりこし、牛骨、海鮮、あさりなど。鐘路三街で一番有名な「ハルモニカルグクス(敦義洞49-1)」は、いりこと昆布だしです。太目の麺とじゃがいもがたっぷり入った巨大などんぶりもぺろっと完食できるおいしさです。ハルモニカルグクスの路地を西に進むと「チャニャンチプ(敦義洞28)」です。ここも知る人ぞ知る人気店です。磯の香りがするような海鮮だしとやや細めのコシのある麺がおいしい店です。

スープを競いあう鐘路三街の名店

近所の「トンファムンカルグクス(敦化門路39-1)」も海鮮だしです。いりこ、タラの頭、あさり、ミトドック(貝)でとったスープとラーメンのような麺が特徴です。昔、中華料理店だったので、ラーメンに似た麺を使っています。鐘路三街から昌徳宮までいけば「ビオンカルグクス(苑西洞160)」があります。ここは牛骨スープです。どんなに疲れていても食べられそうな穏やかで深い味わいがあります。韓国は牛骨スープを珍重する文化ですが、ビオンカルグクスの牛骨スープを飲めば、それも納得です。この鐘路三街のカルグクス屋さん、どのお店も特徴があって激ウマです。どこで食べるか迷うこと間違いなし!