韓国人がたいらげるカルグクスの量は半端じゃない

洗面器と言ってもいいぐらい大きなお碗で韓国人はカルグクスを食べます。カルグクスのカルは韓国語で「切る」、ククスは「麺」です。だからカルグクスは切り麺です。韓国人って本当にカルグクスが大好きです。だから洗面器のような器に入った大量のカルグクスだって、ペロリとたいらげてしまいます。若い女性だって「それは絶対、女の子が食べる量ではない」量のカルグクスを食べます。「そんなにカルグクスを食べたら、お腹いっぱいになりすぎませんか?」と尋ねると、「カルグクスは別腹ですから」と言われたことがあります。

あっさりだしと、とろみが美味しい韓国のカルグクス あっさりだしと、とろみが美味しい韓国のカルグクス

麺よりだし重視!だしが決めてのカルグクス

カルグクスは韓国では、キムチやチゲ同様おかあさんの味のひとつでした。過去形なのは、昔は家で作っていましたが、今は外で食べるものだからです。お母さんの味から外で食べる味に変わっても、韓国人のカルグクス好きは変わりません。確かにカルグクスは美味しいです。日本のラーメン同様、韓国はスープ重視です。カルグクスも牛骨だしを最上級に、いりこだし、海鮮だし、鶏だしと種類もさまざまです。いりこだしならちょっと和風な感じもします。牛骨だしは栄養たっぷり、穏やかな味です。どれもものすごくあっさりと、飽きが来ない味をしています。

ソウルの広蔵市場のカルグクス屋台は今日も満員!

ソウル中心部の日本人観光客御用達市場、「広蔵市場」に行くと、何軒もカルグクスの屋台が出ています。お昼頃なら、長イスに空いているところが見つからないほど満員です。目の前でお店のご主人が麺を打っています。延ばした小麦粉生地をくるりと巻いて、切っていく様子も見られます。この麺をいりこだしで煮ていきます。すると、麺の表面が溶け出して、だしに軽いとろみが出て、本当に美味しいんです。このあっさりだしととろみが、カルグクスにはまる理由です。

南大門市場の粉食通りで見つけた和風?カルグクス

一言でカルグクスと言っても、だしが違うと全く違うものです。だからソウルに行く度に食べたって、飽きません。どんどん開拓したくなります。ソウルの南大門市場の中には、粉食通りという屋台街があります。長さ数十メートル、通路はふたりも通れば、いっぱいという狭いところです。通路の両サイドはカルグクス屋さんです。この通りの名物は薄揚げがたっぷり入った、いりこだしのカルグクスです。薄揚げ入りなので、うどんっぽいです。高級感がある牛骨だしのカルグクスと違い、庶民派なので値段もかわいい。ソウルに行ったら、表面とろり美味しいカルグクスを一度食べてみてくださいね!