赤黒い外見は気にせず食べたい韓国料理

赤黒くて、中に何が入っているのか、全く見えません。ソーセージ風だけど、なんとなくグロテスク。こんな外見が苦手な人も恐る恐る口に入れてみると、あらっ、意外とおいしい! もっちり、むっちりした食感が好きな人なら、きっとはまります。これは韓国人が大好きな「スンデ」です。「スンデ」は、豚の腸詰のことです。ソーセージと違うのは、中にじゃがいもやサツマイモのでんぷんから作った春雨が入っているところです。だから、もっちりした食感なのです。他には豚肉、香味野菜、豚の血が入っています。スンデの赤黒い色は豚の血の色でした。

もっちり、むっちり好きにはたまらない! 韓国の「スンデ」を食べてみよう! もっちり、むっちり好きにはたまらない! 韓国の「スンデ」を食べてみよう!

韓国人ならみんな大好きなスンデの味

スンデは、屋台でも食堂でも食べられる韓国人にとってのソウルフードのようなものです。スンデが苦手という韓国人に会ったことがありません。スンデが入った汁飯「スンデクッパブ」は、サラリーマンに人気のあるランチのひとつです。屋台では、ゆでたて熱々のスンデを厚さ8ミリぐらいに切ったものに、ちょこっと塩をつけて食べます。スンデはあっさりしていて、これだけでは物足りない味です。塩をつけると、味がひきしまり、いくらでも食べられそうです。ゆでた豚の内臓のスライスがついてくる屋台も多く、まさに焼酎のおつまみにぴったりです。

スンデはおつまみ? おやつ?

スンデは、おつまみだけでなく、女子高生の夕おやつとしても人気があります。普通に塩で食べても良し、トッポッキと一緒にコチュジャン味で炒めても良し。夕方の繁華街や地下鉄の駅に近い屋台で制服姿の女子高生が、山盛りのトッポッキとスンデをつまんでいる姿は、韓国ではおなじみの光景です。とにかく韓国人なら年齢を問わず、みんなスンデが大好きです。

スンデを食べるなら、どこがいい?

日本人旅行者がスンデを食べるなら、地下鉄1号線「鐘路5街」駅に近い広蔵市場の屋台街か地下鉄5、6号線の「孔徳」駅に近い孔徳市場がおすすめです。広蔵市場の屋台街では、夜になるとスンデを肴に焼酎を飲むお客でいっぱいです。お得度が高いのは、孔徳市場です。ここは「チョッパル(豚足の煮込み)」食堂の激戦区です。チョッパルを注文すると、山盛りのスンデとスンデクッパブがついてきます。塩と汁飯の両方の食べ方を試せます。もっちりむっちりした食感が美味しいスンデ、一度食べると、病みつきになりますよ!