グルメ激戦区で鍋料理を探す

超・韓国初心者の私は、せっかく行くならできるだけたくさんの名物料理を食べてみようと決心しました。ソウルでは、朝食はホテルでとらずに、近所のスープの名店へ(「はじめてのソウル、スープ編」として書きました)。昼と夜は、鍋料理を続けて試してみました。韓国の名物鍋料理を、3回に分けてレポートします。散策エリアは、市庁(シチョン)・明洞(ミョンドン)周辺です。

生きたままのテナガダコを入れた瞬間 生きたままのテナガダコを入れた瞬間

テナガダコを食べに行こう!

まず市庁エリア、地下鉄2号線、乙支路入口(ウルチロイック)駅から徒歩2分のテナガダコ料理専門店「モッポセバルナッチ」。この辺りは、韓国料理の名店がそろっています。似たようなテナガダコ料理のお店も他にあり、少し迷ってしまいました。「LOVE」と大きく書かれたコーヒーショップの隣の階段を登って、2階にあります。メニューに日本語表記もありますが、店内は日本人観光客の姿はなく、完全に「地元に愛される名店」の趣。座ったとたんに並べられる、ナムルなどのお通しもとてもおいしくて、期待できます。

この階段を登っていきましょう この階段を登っていきましょう

店名はそのまま、主役の食材を表しています

こちらの売りは、ずばり「モッポセバルナッチ」です。店名そのまま、韓国の港町・木浦(モッポ)特産のセバルナッチ(テナガダコ)のことです。モッポ直送の生きたままのテナガダコを、さまざまな調理法で提供しています。ところで、テナガダコは日本のスーパーなどでは見かけない食材ですよね。日本でも獲れますが、マダコよりも食感や香りなどのタコ特有の味わいが少ないため、あまり評価されない傾向があるようです。また、痛みが非常に早いので、生きたままでないと価値がないそうです。新鮮さが命のタコなんですね。

いたってカジュアルな店内 いたってカジュアルな店内

「踊り食い」にもチャレンジしますか?

こちらのテナガダコは、もちろん鮮度抜群です。テーブルに運ばれるすべてのタコが元気に動いています。「サンナッチ」という活き造りは、口の中でも足が動き続けますよ。吸盤で舌に吸い付かれないように、急いで噛みちぎってください。そしていよいよ登場するタコ鍋「ヨンポタン」も、やはり生きたままのタコを魚介の鍋にそのまま放り込みます。やっと火が通ったばかりの、プリプリしたタコのおいしいこと! こちらのヨンポタンには、主役のテナガダコの他に、カニ、エビ、あさりなどの貝類、せりやえのき、ねぎなどの野菜類、そして薄切り餅のトックが入っています。

サンナッチはお皿の上でもしばらく動き続けます サンナッチはお皿の上でもしばらく動き続けます

テナガダコならではの良さを味わえる鍋でした

「マダコより旨味が少ない」と言われるテナガダコの淡白な味は、タコ投入前からすでにたっぷりと魚介のダシが出ているスープと好相性だと思いました。肉の鍋と違って、具沢山でも脂っこさはまったくなく、いくらでも食べられます。タコに火が通り過ぎて、身が硬くなる前に食べるのがポイントです! 鍋以外のタコ料理もいろいろあって、楽しいですよ。(「その2 プデチゲ」に続く)

ナムルなども美味です ナムルなども美味です