焼肉店には、やっぱり人と一緒に行きたい!

ソウルを一人で旅行していると思うこと。「……焼肉を食べたい……。」一人で焼肉店にはなかなか入りづらいものです。そこで、現地で友人と落ち合い、焼肉の有名店を探してみました。焼肉といっても、私たちはどちらかというと「ホルモン好き」。ホルモン専門店として評判の高い「良味屋(ヤンミオッ)」乙支路本店なら、思う存分、歯ごたえ十分なホルモンが食べられそうです!

ピカピカのネオンサインに心が踊ります ピカピカのネオンサインに心が踊ります

交通至便、ちょっぴり高級そうな店構え

地下鉄2号線または3号線の「乙支路3街(ウルチロサムガ)」駅6番出口から徒歩1分。1階はテーブル席、2階はお座敷(オンドル)席になっています。私たちは2階席に通されました。平日の午後6時半ごろに入店しましたが、客席はすでにかなりのにぎわい。ビールを飲みながら店内の様子をうかがいます。お揃いの赤いポロシャツを着た従業員の数の多さに、まず圧倒されます。そして、人数以上に、彼女(女性ばかりでした)たちの働きぶりには、さらに圧倒されました。

暗くなってからも目立つ看板 暗くなってからも目立つ看板

早くも「次回は大人数で来よう!」と決意させるメニュー

メニューには種類豊富なホルモンと、カルビやロースなどの肉が並び、全部試してみたくなります。しかし二人ではそんなに食べられるわけがないので、迷いに迷って、やはり看板メニューであるホルモンのミノとテッチャン、そしてハラミを選びました。一人前の分量が多いので、注文しすぎないように注意してください! どっさりと運ばれてくるパンチャン(付け合わせのおかず)をつまみに、ビールをちびちびやっていると、まだホルモンが焼けないのにお腹がいっぱいになってきてしまいますよ。ここのパンチャンは、主役であるホルモンにそっと寄り添うような、あっさりしたものが多くて、そこも好感を持ちました。

あっさりしたパンチャン。大根のあえもの あっさりしたパンチャン。大根のあえもの

この人に焼いてもらってよかった……!

ホルモンはもちろん従業員さんたちが焼いてくれます。私たちのテーブルについたおばさん(友人は“おかあさん”と呼んでいました)は、コロコロした体を転がすようにして各席を素早くまわり、手際よく焼き上げてくれます。他の皆さんもちゃんと働いていますが、私たちの“おかあさん”はみんなの2倍くらいのスピードで各席をまわっては世話を焼くのです(文字通り、焼いてくれます)。そのきびきびした仕事ぶりには、「おいしく食べてほしい」という情熱がみなぎっていましたよ。

ハラミ。下手に手を出さず、焼いてもらうに任せましょう! ハラミ。下手に手を出さず、焼いてもらうに任せましょう!

名店ぞろいのソウルでも、ひときわ輝く思い出に

私たちが「ホルモンに絡めてあるにんにくを食べよう」と、網の端っこで焼き始めると、「ダメダメ! ホルモンは私の手順のとおりに焼かないと最高の状態で出せないの! にんにくは別にちゃんとやるからネ!」と(いうようなことを韓国語で)言い、ちゃんとにんにくをごま油でじっくり揚げ焼きにしたものを作ってくれました。ホルモン、パンチャンとも、もちろん最高の味でした。それ以上に、私たちの“おかあさん”の仕事もごちそうでしたね。ホルモン3種とビールを何本かで、一人5000円ほど。ソウル初日、またはしめくくりの夜に、ぜひどうぞ。

どんぐりか菖蒲の根か、どちらかの寒天寄せ? 不思議な食感でした どんぐりか菖蒲の根か、どちらかの寒天寄せ? 不思議な食感でした