“美しすぎるビビンパ”に、思わず写真を撮る時間が長くなる?

「ビビンパなんてどこで食べても似たようなものでしょ」。……ええ、私は今まで完全に間違えていました。明洞(ミョンドン)で、ビビンバの老舗店といえば「古宮(コグン)」。ビビンパの本場・全州にあるお店の明洞店です。こちらのビビンパをひとめ見た途端、まずその美しさに驚きました。その辺のビビンパとは、なんというか、品格がちがいます。日本でもビビンパは焼肉の〆としてよく食べていますが、どことなく“のっけごはん”的な大雑把さがあります(そこがまた魅力でもあるんですが)。こちらのビビンパはそんな大衆的雰囲気とはほど遠く、絵のように芸術的でしたよ!

写真を見ているだけでも、味を思い出す…… 写真を見ているだけでも、味を思い出す……

おもしろ複合ビル「サンシャインビル」をめざしましょう

ソウルで最もにぎやかな界隈、明洞。地元っ子はもちろん、国内旅行者や日本をはじめとする世界各国からの観光客でひしめきあっています。飲食店も無数にあるので、初めて歩いてみるとどこも同じように思えてしまいますよね。古宮があるのは、そんなグルメ大激戦区の一角です。地下鉄4号線「明洞」駅8番出口を出て直進し、SC第一銀行を左折して正面にある「サンシャインビル」という複合ビルの2階です。このサンシャインビルそのものも、カンジャンケジャンの有名店やチムジルパン、射撃練習場など、なかなか興味深い店舗がいろいろ入っているんですよ。古宮と併せて楽しむこともできますね!

ここが入り口です ここが入り口です

ビビンパは2種類。どちらにしようか迷いますが……

内装にはところどころにレンガがあしらわれ、ちょっとおしゃれ。観光客も地元の人も入りやすい雰囲気です。看板メニューの全州伝統ビビンパと冷麺をオーダーしてみました。ビビンパは石焼きの「全州ビビンパ」と、真鍮製の器に盛られた「全州伝統ビビンパ」の2種類があります。石焼きビビンパは日本でもよく食べるし、真鍮製の器のほうに“伝統”と銘打っていることに興味を持ちました。真鍮は、冷めにくく熱過ぎず、ちょうどいい温度(60度だそうです)にごはんが保たれるという効果があるそうですよ。

オープンな雰囲気の店内 オープンな雰囲気の店内

奇をてらわない直球勝負のおいしさが強みです

そういえば、よく食べているビビンパはトッピングされた野菜類が冷たくてごはんの温度が下がるし、石焼きではせっかくのユッケが焼肉みたいになってしまうなあ……と、適温のビビンパを食べながら思い出していました。ふんわりとまろやか、具沢山(なんと30種類!)なビビンパは、本当に贅沢な気分になれます。冷麺の方は、シャーベット状のスープに盛られたオーソドックスな構成。私はごくシンプルな冷麺が好きなので、こちらも正統派の余裕が感じられ、好感を持ちました。

冷麺も捨てがたいおいしさ! 冷麺も捨てがたいおいしさ!

週末グルメ旅でも立ち寄りやすい便利な場所!

古宮は、この他に焼肉もおいしいという評判ですが、やはり何をおいても全州伝統ビビンパはオーダーしていただきたいですね! 美しさにうっとり、おいしさにびっくり、そしてパンチャン(サービスのおかず)も野菜たっぷりでおいしく、またまた感激してしまいますよ。ビビンパ発祥の地といわれる全州のグルメを、明洞で味わってくださいね。

食後のお茶は、健康に良いとされる五味子茶(オミジャ茶) 食後のお茶は、健康に良いとされる五味子茶(オミジャ茶)