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海外現地発ガイド通信

気分は遊牧民。キルギス伝統のフェルトを作ってみよう


掲載日:2016/04/09 テーマ:おケイコ 行き先: キルギス / ビシケク

タグ: おもしろい キレイ 欲しい


キルギスならではのフェルトワークショップ

現代ではユルタの周囲を防水性のある生地で覆ったり、中の枠組みも中国から金属製の軽量な枠が使われだしていますが、もともとのユルタは写真のように木枠をフェルトで覆ったシンプルな構造です。 現代ではユルタの周囲を防水性のある生地で覆ったり、中の枠組みも中国から金属製の軽量な枠が使われだしていますが、もともとのユルタは写真のように木枠をフェルトで覆ったシンプルな構造です。

遊牧民の末裔であるキルギス族の伝統な移動式住宅ユルタはこの国の国旗にも描かれていて、夏になると国中のあちこちで見つけることが出来ます。木枠をフェルトで覆われた室内は昼夜の寒暖差が激しいキルギスの一日を快適に過ごすことが出来ます。その秘密はフェルトにあり。羊毛で作られたフェルトは繊維に空気を多く含むため空気の層により夏は涼しく、冬は暖かい特徴を持つ動物由来のハイテク素材なのです。今回はユルタまでとはいかなくても、遊牧民の知恵が詰まったフェルトのコースター作りを体験するワークショップを紹介します。

フェルトは羊毛の性質を利用した動物由来のすごい素材

石鹸水に浸した羊毛を絞って擦って縮絨をさせていくとフェルトになっていきます。 石鹸水に浸した羊毛を絞って擦って縮絨をさせていくとフェルトになっていきます。

ウールのセーターを洗濯したら縮ませてしまった経験はありませんか?誰もが覚えのあるこの失敗こそがフェルト作りには必要です。計量をした羊毛を温めの石鹸水で湿らせて押さえるとふわふわした羊毛が小さくまとまっていきます。羊毛繊維の表面にはウロコ状のヒダがあり、熱を加えると開いて繊維同士が絡まっていくのです。この現象を縮絨と言い羊毛が密に絡んだものがフェルトなのです。石鹸水は羊毛の滑りを良くしヒダの絡み合いを手助けします。ワークショップでは羊毛を成型した後、ひたすら擦ってシート状のフェルトを作成します。

ニードルフェルトでオリジナルの模様をつけよう

ニードルフェルトは、写真のようなスポンジの上で行うと針の抜けがよく、手際よく出来ます。 ニードルフェルトは、写真のようなスポンジの上で行うと針の抜けがよく、手際よく出来ます。

次はコースターのサイズまで圧縮をしたフェルトにオリジナルの模様をつけましょう。染色した別な色の羊毛を先端に引っ掛かりのある特殊な針でフェルト生地に刺すと羊毛が生地に定着していき、これをニードルフェルトと言います。何度も刺すことを繰り返して希望の模様を作っていきましょう。出来上がったコースターは世界に一つだけのオリジナル。フェルト作りを体験してみると、セーターを縮ませてしまった苦い経験もなんだか許せてしまいそうな気がしてきますね。繊維の特徴をしっかり活かしたフェルトは遊牧民ならではの素材なのです。

地域社会にも貢献するワークショップ

出来上がったばかりのコースターを下にひいて、キルギス名物のチャイを飲むのも楽しいひとときになることでしょう。 出来上がったばかりのコースターを下にひいて、キルギス名物のチャイを飲むのも楽しいひとときになることでしょう。

ワークショップの背景にはフェルトという地域伝統の特産品を使って地域経済の活性化を目指すJICAの一村一品運動も深く関わっています。キルギスではソ連崩壊後に地域コミュニティの繋がりが弱体し、生活の基盤となる地域経済も衰退してしまいました。経済復活のための運動としてイシククル湖周辺の村落では村民の自主性を重んじたフェルト製品の開発と販売を行っていて、合わせて参加型のワークショップも催行しています。またビシュケク市内にはフェルトやハチミツなど各地の一村一品運動で作られた商品を販売するお店もあります。

関連情報

ワークショップでは体験プログラムの他にも、先生によるフェルト作りデモンストレーション見学のコースもあります。先生の作るフェルトの模様はさすがの一言。 ワークショップでは体験プログラムの他にも、先生によるフェルト作りデモンストレーション見学のコースもあります。先生の作るフェルトの模様はさすがの一言。

◆旅行会社 Kirghiz Concept(http://www.concept.kg/eng/)
ビシュケク市内各所にある大手旅行会社のKirghiz conceptでこのフェルトワークショップの取次を行っています。まだまだ始まりだしたばかりのプログラムなので詳細はまずはKirghiz conceptに連絡をとって確認しましょう。催行場所もイシククル湖周辺と離れているので、送迎の有無なども要確認です。申し込みは希望日の三日前程度までには完了させましょう。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2016/04/09)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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