メコンの夕日に乾杯「ルアンパバン」

ラオスの古都ルアンパバンは、大河メコンに沿って開かれた、「百万頭の象の王国」という意味を持つランサン王国の都でした。美しい王宮や仏教寺院が並ぶ町並みは世界遺産に登録されていますが、まだまだ観光地ずれしていない山あいの静かな町です。この町では、夕暮れ時にメコン川沿いのレストランのテラスで夕日を眺めながら、地ビールの「ビアラオ」を一杯やるのが最高です。また、町の中央にあるプーシーの丘の上にはお寺があり、ここから見るメコン川と山々の夕景もまた絶景でおすすめ。早朝には町のあちこちで僧侶たちの托鉢の姿を見ることができます。

世界のおすすめ夕日スポットあれこれ その2・アジア編 世界のおすすめ夕日スポットあれこれ その2・アジア編

パゴダの森に日が沈む「バガン」

ミャンマーのバガンは世界三大仏教遺跡のひとつ。11から13世紀に興ったバガン王朝の都で、広大な平原に2000とも5000ともいわれるパゴダ(仏塔)と寺院が建つ幻想的な風景が見られます。ここはサンセットの絶景スポットとして知られ、夕方には観光客がガイドブックおすすめの巨大なパゴダに集まり、回廊に登ってみんなで夕日が沈むのを待ちます。が、せっかく2000以上もパゴダがあるのですから、自分のお気に入りのマイ・パゴダを見つけるのもいいと思います。視界いっぱいにパゴダがニョキニョキと立つ、あなただけの夕景が見られる場所を是非探してみてください。

インド最南端の聖地「カニヤークマリ」

インドの最南端にあるカニヤークマリ(コモリン岬)は、インド洋、ベンガル湾、アラビア海の三つの海が交わるヒンドゥー教の聖地です。ここはインドで唯一、海から昇り、海に沈む太陽を見られる場所で、多くの巡礼者が訪れます。ガンジーの遺灰の一部もここから海に撒かれました。朝日を見るなら、三つの海の合流点にあるガート(沐浴場)へ。巡礼者が詰めかけ、道端には露天がびっしりと立ち並んで、お寺の縁日のような賑わいです。ビュー・タワーか町の西にあるサンセット・ポイントに夕日を見に行くと、ここもインド人観光客でいっぱいです。厳かな聖地というより、ここに来られてうれしさいっぱいのインド人が見られる場所です。

棚田に映る夕日に目も眩む「元陽」

すごすぎて何と言っていいかわからない。一面が銀色の鏡のようなどこまでも続く棚田の風景に言葉を失います。この、ちっぽけな人間の偉大な営みに圧倒される風景は、中国の元陽にあります。元陽は雲南省の小さな町で、省都昆明からは高速バスで8時間ほど。棚田はいくつかのスポットに分かれていて、元陽からミニバンに乗って訪れることができます。棚田が鏡のように見えるのは、田んぼに水が張ってある11月から4月までで、5月には田植えが始まります。夕日が映る棚田を見るなら、「猛品」の村がおすすめです。光の当たり具合で刻々と表情を変える棚田は、毛細血管のような細かさに目眩すら覚えます。