マカオビールはすてきなデザインのボトルです

「マカオビール」を飲んだことがありますか? 初めてマカオに行ったとき、なんの変哲もない街の食堂の扉に貼られたポスターに目が吸い寄せられました。深いグリーンのボトルにグリーンのラベル、マカオの代名詞ともいえる聖ポール天主堂跡のイラストが描かれています。グリーンはマカオ特別行政区のシンボルカラー。そのデザインから、マカオのプライドを感じました。

マカオに行ったら、やっぱりここでしか飲めないマカオビールを! マカオに行ったら、やっぱりここでしか飲めないマカオビールを!

同じビールと思いきや、別物の味わいにビックリ

そのときに飲んだ味の感想は、「おいしいけどごく普通? 暑いからおいしく感じるのかな」という程度でした。ところがその後、一流レストランで出てきたマカオビールは、昼間に飲んだものとはデザインも味もぜんぜんちがっていたのです。ボトルはグリーンですがラベルは金。聖ポール天主堂跡のイラストも、ちょっと遠景になっています。そしてお味は、グリーンラベルよりずっとどっしりしていてコクたっぷり! 軽い口当たりが好きな人には重すぎると感じるかもしれませんが、フルーティながらどっしりしたビールが好きな私はいっぺんで金ラベルのファンになりました。

日本企業との意外なつながり……

実は「マカオビール」には2種類あり、両者はまったく異なる製造過程を経て市場に出ています。グリーンのほうは、マカオに隣接する中国広東省珠海のキリンビール工場で委託生産されているのです。飲み口は軽めのピルスナータイプ。いわれてみれば、たしかにキリンビールっぽい味がします。日本の会社の技術がこんなところで活かされていたのですね!

地ビールをその土地で飲む喜びを!

そして私がそのおいしさにビックリしてしまった金ラベルのほうは、正式名称を「マカオビール・ブロンドエール」といい、地元マカオの醸造所で生産された、正真正銘のマカオ産ビールなのです。こちらは上面発酵方式のエールタイプです。これこそが、マカオでしか飲むことのできない新鮮な地ビールです。東南アジア諸国では水代わりのようなライトなテイストが主流なのに対し、マカオビール・ブロンドエールはビール通も唸る深い味わいなのです。

グリーンとゴールド、どちらがあなたの気に入りになる?

蒸し暑い季節の長いマカオでは、やっぱりビールがことのほかおいしいです。グリーンラベルとブロンドエールの飲み比べもまたよし。たとえば日中の街歩きの合間に、ちょっと立ち寄った食堂やコンビニではグリーンをグイッと、ディナーやホテルの部屋でくつろぐときはブロンドエールをゆっくり飲むといったように、シーンごとに飲み分けるのもいいですね。