真っ白な「牛乳プリン」とは

日本で日常的にプリンと呼ばれるものは、あの黄色くてカラメルソースがかかったカスタードプリンのことですよね。しかし、マカオや香港などで人気があるのは、真っ白な「牛乳プリン」なのです。磁器のお椀ごと蒸し器に入れて固め、スプーンではなくレンゲでツルンと口に運ぶのは、「これぞアジアンスイーツ!」という楽しさいっぱいです。

食べれば誰でもニッコリ。優しい甘さの「牛乳プリン」をマカオで! 食べれば誰でもニッコリ。優しい甘さの「牛乳プリン」をマカオで!

牛乳プリンの真の発祥地はどこ?

マカオには「義順牛奶公司」や「保健牛奶公司」といった超人気店があり、タイミングによっては行列もできます(中国大陸からの観光客のお目当てだからです)。「義順」は香港にも支店があるほど。そのため牛乳プリンはマカオが発祥の地と勘違いしている人も多いようです。しかし実は、発祥の地は中国広東省順徳というところです。使用するのは牛乳ではなく水牛の乳。水牛乳、卵白、砂糖をお椀に流して蒸すだけというごくシンプルなものです。これがマカオや香港に伝わり、原料も水牛の乳よりも現地で入手しやすくさっぱりした風味の牛乳に変わりました(その意味では、たしかに「“牛乳”プリン発祥の地はマカオ」かもしれませんね)。

さまざまな食べ方があるのです

素材がもともとシンプルなだけに、味にバリエーションを付けるのも簡単。まず蒸したままの温かいものと、それを冷たく冷やしたものがあります。私は夏場の街歩きでバテ気味のときに行ったので、迷わず冷たいものを選びましたが、気分や体調によって温かいものもいいかもしれないと思いました。トッピングにハスの実や小豆を載せたり、チョコレートやコーヒーの風味をつけたものもあります。私が気になっていて次回トライしてみたいのは、「生姜牛乳プリン」。原料に生姜汁を加え、ピリッとした風味が加わった、ちょっと大人向けの味のようです。

おいしいだけでなく、体もいたわってくれるアジアンスイーツ

暑い季節の長いマカオでは、ついつい冷たいものに手を出しがち。でもいくら暑くても、体を冷やしすぎるのもよくありません。そんなときに生姜入りのスイーツを食べるのは、暑さをうまく乗り切る知恵ともいえます。アジアンスイーツは医食同源を根拠にしたものが多く、グルメに観光にとついつい無理しがちな旅行者にとってはうれしいものです。優しい甘さの牛乳プリン、あなたはどのフレーバーを選ぶでしょう? 私は、次は迷わず「生姜牛乳プリン」ですね!