食べ歩き好きならマカオへ行こう

東西のグルメを楽しめるマカオは、胃袋がいくつあっても足りない町です。ポルトガル料理やマカオ料理の名店もいいですが、人はB級グルメにも惹かれて止まないもの…。マカオのB級グルメを代表するボリュームたっぷりの一品といえば、「ポークチョップバーガー」です! 女性や小食の男性なら、これとミルクティーでお腹いっぱいになってしまうほど、食べ応え十分な軽食です。

「うまい!」。マカオの街角で、名物「ポークチョップバーガー」にかぶりつく! 「うまい!」。マカオの街角で、名物「ポークチョップバーガー」にかぶりつく!

ポルトガル統治時代の名残りがこの味に

ポークチョップバーガーは、もともとポルトガルにあった同様のバーガーが、ポルトガル統治時代にマカオにも伝わったことが発祥といわれています。現地の人の口に合うように、少し中華風のテイストを加えてアレンジしたものがマカオ中に広まりました。タイパの「大利」というお店が、1960年代にスタートしたそうです。昔のマカオではごくローカルな軽食でしたが、その後の1990年代には香港からの旅行者の間で評判となり、さらに人気が出ました。香港の茶餐店(チャーチャンテン。香港の大衆食堂)でも提供しているところが多いんですよ。

シンプルなだけに素材勝負

作り方はごくごくシンプル。バンズの中に、肉厚の豚肉をはさんだだけ! この肉の味付けは店ごとの企業秘密なのでしょう。肉は、揚げてある店と焼いてある店があります(日本人旅行者は「揚げた方が好み」という人が多い気がします)。バンズはどっしりして噛みごたえのあるフランスパン系、ハンバーガーチェーンのバンズのようなフワフワ系など、これもその店によってちがいます。元祖の「大利」では、この他にメロンパン系(香港で人気のある「パイナップルパン」)という選択もできます。どれがお好みですか? 私はやっぱり、最もシンプルで、肉とパンのうまみを味わえそうなフランスパン系を選びますね。

とにかくガブリと豪快に頬張ってください

これも店により、ただただ豚肉だけをドーンとはさんだだけのものもあれば、レタスや炒めた玉ねぎ、ピクルスなどをはさんだ、いわゆる「ハンバーガー」に近いイメージのものもあります。このバーガーのおいしさを語るためには、最低でも2回は食べてみた方がいいかと思います。まずは素朴そのものな、“豚肉ドーン”のローカルなもの。それから現代的にアレンジしたもの。「ケチャップやマスタードが欲しい!」と思ったあなたは、西洋風の舌の持ち主、肉とバンズだけで「またこれを食べるためにマカオに来たい!」と思ったあなたは、マカオっ子の舌をお持ちなのかもしれませんよ。どうぞ本場マカオで、お確かめください!