歴史あるドッグレース場へ、いざ

動物が好きなので、海外旅行先でもいろんなチャンスをとらえては動物を見に行っています。今回はマカオのドッグレース場へ行った様子をお伝えします。賭けをする目的ではなく、鍛えられた犬がどんなふうに走るのかを見たかったのです。ドッグレースの会場は、マカオ半島北部にある「ヤッユエン・カニドローム」といい、1932年に設立されました。歴史の深いレース場です。毎週月・木・土・日曜の夜7時45分から18レースがおこなわれ、金曜には3レースがおこなわれています。毎日の開催ではないので、行きたい人は曜日に注意しましょう。

マカオのドッグレース場は、賭けをしなくてもイヌ好きにはマスト! マカオのドッグレース場は、賭けをしなくてもイヌ好きにはマスト!

中は撮影禁止です!

レース場の門には犬が走っている電飾が施されていますが、なんとなくしょぼくれていて哀愁漂うムード。タビビトとしては旅情が盛り上がります。ここをくぐったら、あとは撮影禁止です。ガラス張りでレースを見ながら食事ができる簡単な食堂があり、中をのぞくと、野球帽をかぶったおじさんが立ったままで麺をすすり込んでいました。「一発当てるぞ!」という気持ちで腰が落ち着かないのでしょうか?観光客もちらほらいますが、今ひとつ賭け方のルールを把握できず、電光掲示板を眺めては首をひねっています。私はもとから賭けることを放棄して、ひたすら犬を見ることに決めていました。

犬が登場してくると「かわいい〜」

犬たちが登場してきました。グレイハウンド種の犬の体は、たしかに鍛えられていて立派なものです。が、おとなしくトレーナーに連れられてとことこ歩く様子は、犬好きにはかわいいものです。ライトを浴びて、犬がきょときょとしているところや、緊張でレース場の真ん中にウンチをしてしまうところも微笑ましく、観客からも笑いが漏れていました。

いよいよ出走!でも、なんだか情けない

噛み付いて傷つけあう闘犬ではなくて、足の速さを競うというのも平和でいいものです。獰猛な感じはまるでありません。いよいよ出走というときにはスタート地点に設置された小さな箱のようなところに、なんとトレーナーが犬のお腹の辺りを抱っこして突っ込むのでした。競馬の馬とちがって、抱っこというのがおかしくて思わず笑ってしまいます。そしてトレーナーと離れるととたんにどの犬も心細そうに「ひゃんひゃん」と情けない声で鳴き始めるのでした。その声を聞いていると、やっぱり“賭け”というより「かわいいなあ」と思ってしまいました。

犬が好きなら一度は行ってみて!

ドッグレースは、競馬と同じで走る犬の着順を予想して当てます。楕円形のレース場にはレールが敷かれていて、そのレールを、まずはおもちゃのウサギが走ります。少し遅れてスタートする犬たちが、そのおもちゃを追いかけて走るという仕組みです。犬が疾走する様子は美しいし、走っていないときは愛らしいただの犬に戻っているのもたまらないかわいさ。お金を賭けても賭けなくても、ドッグレース場は楽しいですよ。