行ってみて初めてわかる、マカオの魅力!

マカオは、その独特の文化を知るのが楽しい都市です。中国の文化と、長年この地を植民地としてきたポルトガルの文化が混ざり合っているのです。イギリスの植民地であった香港ともまたちがう、大陸ヨーロッパの雰囲気が、なんともいえない魅力なのですよね。しかし、日本人の一般的な短期旅行者にとって、マカオは「香港旅行のついでに寄る」イメージが強いと思いませんか? 私も長年そう思ってきました。ところが初めてマカオを訪れたとき、旅先としての奥深さに驚いたのです。

「マカオ博物館」をじっくり見学すれば、あなたもマカオをますます好きになります 「マカオ博物館」をじっくり見学すれば、あなたもマカオをますます好きになります

マカオ観光のハイライトはモンテの砦にあり

30平方キロメートルにも満たない狭い土地に、歴史的建造物がひしめく世界遺産のマカオ歴史地区。その中でも私のおすすめ歴史的建造物は、モンテの砦にある「聖ポール天主堂跡」です。マカオのシンボルともいうべきその姿は、何度見ても飽きることがありません。そして聖ポール天主堂跡を見たら、一緒にぜひまわっていただきたいのが、「マカオ博物館(澳門博物館)」です。この博物館は、やはりモンテの砦にあります。聖ポール天主堂跡の横に緑色の看板が出ているのでそのとおりに進むと、エスカレーターがあります。エスカレーターを上れば博物館の入り口です。

激動の歴史に思いを馳せる博物館

膨大な展示品の数は、そのままマカオという土地の奥深さを物語っています。16世紀、初めてマカオにポルトガル人が渡来してきたことが、この小さな漁業の村を永久に変えてしまったことがよくわかります。当時の中国とポルトガルを対比しているコーナーを見ると、大航海時代のポルトガルが、いかに高い技術を誇っていたかが一目瞭然ですよ。ジオラマや映像を駆使した展示方法により、誰でも興味を失わずまわれます。

日本語解説でますます深まる理解と感動

また、日本人にはうれしいコーナーが、今見てきたばかりの(と仮定して…)聖ポール天主堂跡の解説ブースです。ここは独立した部屋になっていて、4カ国語対応の音声解説の受話器があります。日本語解説があるので、ぜひ聞いてみてください。聖ポール天主堂跡のファサードに刻まれたそれぞれの彫刻が、何を表しているのか、なぜ刻まれたのか、詳しくわかります。これを聞くと、漠然と「すごい教会の跡地だなあ」としか見えなかった聖ポール天主堂跡のファサードが、グッと胸に迫って感じられるのです。そしてそれが、マカオへの愛着の強さと重なっていくことでしょう。モンテの砦には、他にも聖ポール天主堂跡の地下にある「天主教芸術博物館」と「地下納骨堂」もあり、いずれも必見です。マカオに行ったら、ぜひモンテの砦に時間を取って、これらの見どころをじっくりと見てくださいね!