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マカオの世界遺産「鄭家屋敷」は、天気の悪い日こそ訪問の狙い目なんです!


掲載日:2017/12/11 テーマ:世界遺産 行き先: マカオ / マカオ

タグ: 史跡 世界遺産 素晴らしい


「アジアの中の南欧」といわれても、この天気では……

壁は湿気で激しく傷んでいますが、それも趣深いのです 壁は湿気で激しく傷んでいますが、それも趣深いのです

「マカオに何を求めるか?」旅をする人によって、マカオはまったく別の印象を受ける街になります。世界遺産をまわりたい人なら、スタンプラリーさながらに、せっせと街歩きにいそしむことでしょう。そこで意外とシビアな問題となるのが、マカオのお天気! 夏が長く高温多湿な気候のマカオは、年間を通じて、カラッと晴れわたる日がとても少ないのです。せっかくフォトジェニックな世界遺産の街を写真に収めたくても、観光写真で見たあのステキなマカオとは「なんとなく、ちがう」ということに……。

2010年に修復が終わった「鄭家屋敷」へ

見事な室内装飾に囲まれていると、ゆったりした気分になります 見事な室内装飾に囲まれていると、ゆったりした気分になります

もし世界遺産めぐりの日が雨だったら、どこへ行くのがいいでしょう? ギア灯台やパステル調の教会、ヨーロッパ風の石畳の広場などは、雨では映えません。私のおすすめは、なんといっても「鄭家(ていけ)屋敷」です。ここは総面積約4000平方メートルもあるという、マカオの世界遺産の中でも非常に規模の大きいスポット。基本的にはお屋敷の中を見て歩くため、雨でも気にならないんですよ。

いくつもの建物がずらっと並んでいる豪邸

優雅な空間にうっとり…… 優雅な空間にうっとり……

このお屋敷は、1881年ごろ(他にも1811年、1869年など諸説あり)に建てられました。中国の思想家・文人の鄭觀應の住んでいた住居です。この人は中国では大変有名な思想家で、毛沢東や孫文にも影響を与えました。60以上の部屋があり、300人の人が住んでいたときもあったそうです。偉大な思想家にふさわしく、広々とした贅沢なお屋敷は見どころがいっぱい。以前は、見学には予約が必要だったため、他の世界遺産に比べて敷居が高かったのですが、今は予約なしでも入場無料で入れます。

愛らしい盧家屋敷、広大な鄭家屋敷、見比べるのも一興

頭の上の空間がこれだけあると、暑さもしのぎやすくなりますね 頭の上の空間がこれだけあると、暑さもしのぎやすくなりますね

この建築は、基本的に中国の伝統様式を受け継ぎながら、細部には西洋の、そればかりかインドの装飾スタイルをもプラスしています。東西の文化のエッセンスが混ざっているところが、なんともいえずチャーミングなんです。マカオにはここの他に「盧家屋敷」もありますが、とても小さなお屋敷です。盧家屋敷の記事はこちらをご覧ください(https://www.ab-road.net/asia/macau/macau/guide/sightseeing/09937.html)。両方訪れて、規模の違いを比べるのもおもしろいでしょう。

雨を眺めながら、鄭氏にどんな思想が生み出されたのか……

雨の風情を楽しめるスポットですよ! 雨の風情を楽しめるスポットですよ!

私がここに来た時は、激しい雨でした。夏のマカオらしい、あいにくの天気を恨みながらお屋敷に入っていきました。すると、雨の印象がそれまでとはガラリと変わったのです。木でできた装飾的な建具、アンティークな椅子や机、風抜けのよい、天井の高い部屋。これらの中に身を置いて、降りしきる雨を眺めていると、なぜかとても心が安らぐのです。雨こそ、この大邸宅にふさわしい天気に思えてきます。東西文化の融合の賜物である趣深いお屋敷で、雨に降り込められていることで、偉大な思想も育まれていったのかなあ……などと、想像も広がります。マカオでもっとも雨が似合う世界遺産、それが鄭家屋敷かもしれません。気の利いたお土産が買える付設ショップもおすすめですよ。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/12/11)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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