イポーは知らなくてもこのコーヒーなら知ってる?

「イポー」という地名を聞いても、どこのことだかピンとこない人は多いことでしょう。マレーシア、ペラ州の州都であり、人口の約7割が中華系の人々で占められています。かつて錫鉱業で栄えた町であり、美食の町としても知られていますが、とりわけ有名なのが「ホワイトコーヒー」。イポーの町を知らない人でも、アジア圏を旅行する人なら、一度は口にしたことがあるかもしれません。

「イポーホワイトコーヒー」のインスタントパックは、お土産に最適なアジアの味 「イポーホワイトコーヒー」のインスタントパックは、お土産に最適なアジアの味

焙煎方法に秘密あり

名前だけ聞くと真っ白なコーヒーかと思いますが、白くはありません。ふつうのコーヒーよりは、少し色が薄めという程度です。このコーヒーの製法は、19世紀にイポーに移住してきた華僑により、もたらされました。豆を焙煎するときに、少量のマーガリンを加えるのです。油の力で、短時間で焙煎が終了します。短時間の焙煎により、コーヒーの色は薄めになります。そしてクリーミーな風味が加わるのです。

アレンジも自由自在。懐の深いコーヒー

「コーヒーにマーガリン?」ちょっと不思議で、抵抗感のある人もいると思いますが、コンデンスミルクをたっぷり加えるので、マーガリンの味はどこに行ったのか、どっちにしてもわからなくなっています。現地ではこの他に「ミロ(ココア風味飲料)」や紅茶を加えるアレンジもされています。「“コーヒー”を飲む」という考えは捨てて、コーヒー風味飲料を楽しむというくらいの大きな気持ちでトライしてみましょう。実際、ふだんの生活ではコーヒーを飲まない人でも、このホワイトコーヒーは旅の思い出の味としてお気に入りだと言う人が多いんですよ!

かさばるけれど、軽くてお土産に便利です

正式名称は、発祥地を冠した「イポーホワイトコーヒー」です。インスタント製品も数多く出ており、しばしば「3 in 1」とパッケージに書かれています。「コーヒー」「ミルク」「砂糖」があらかじめ配合されているという意味ですね。アジア圏旅行の、いわゆる「バラまき土産」の定番でもあります。現地のスーパーや空港など、どこでも売られています。1パックがとても大きく、カロリーもたっぷり。これだけでおやつ代わりになりそうな、濃厚な甘さ。さまざまなフレーバーが加えてあるものもあり、どれにしようか迷いますよ! 旅先の味を、手軽なお土産にしてみてください。