マレーシアでは、ラーメンもある「日本食レストラン」

マレーシアの日系ラーメンの続きです。日本でラーメン専門店というと、圧倒的に男性客が多く、カウンターに座ってそそくさと食事を済ませるイメージがあります。しかしマレーシアで日系ラーメン店に入ると、ラーメンのほかにミニ丼などとのセットを頼む人が多いのに気がつきます。ラーメン以外にも、日本風のおつまみや一品料理もいろいろ楽しめる、ファミリーレストランといったところでしょうか。そういえばマレーシアでは、テーブル席を中心にゆったりした造りが多く、カップルや子ども連れの家族客も結構いるようです。

イスラム圏のはずのマレーシアで、なぜか日本の豚骨ラーメンがブーム(その2) イスラム圏のはずのマレーシアで、なぜか日本の豚骨ラーメンがブーム(その2)

スタイリッシュな内装も人気の博多ラーメン「一風堂」

博多ラーメン「一風堂」は、山頭火に続いて、ブキッ・ビンタンの「パヴィリオン」の4階に一号店をオープンしました。今では、東南アジア最大級のショッピングモール「ミッドヴァリー・メガ・モール」や、外国人の多いバンサー地区の「バンサー・ショッピング・センター」にも店舗があります。おなじみの「白丸元味」「赤丸新味」のほか、期間限定のメニューなどを目当てに足繁く通うリピーターもいるそうで、「マレーシアで一番おいしいラーメン! チャーシューののったスパイシーなラーメンを、温泉玉子をトッピングして食べてみて!! 最高の組み合わせだから!!」という地元の人のコメントもインターネットの口コミサイトで見かけました。赤丸新味が28リンギ(約785円)。
◆「一風堂」パヴィリオン店
住所 Lot C4.07.00, Connection Level 4, Pavilion KL, 168, Jalan Bukit Bintang, 55100 Kuala Lumpur 
営業時間 11:00〜23:00

マレーシアのお客さんの好みは?

「えーと、みそラーメンをひとつ。チャーシューは入れないで。それからギョーザね」。一風堂でわたしの隣のテーブルに座ったのは、華人と思われる若い男性でした。席に案内されるなり、メニューも見ずに注文していたくらいですから、きっと何度か来ているのでしょう。飲み物はお茶。もうひとつ先のテーブルでは、若いカップルが楽しそうにおしゃべりしながら、セットメニューを食べていました。日系のラーメン店は、繁華街のショッピングモールに入っていることもあって、地元の屋台や食堂に比べてやや高価です。お客は目新しいものに敏感で外国料理にも抵抗のない、若者が多いように感じますが、もしかすると日系ラーメン店は、デートで入るような、ちょっとおしゃれなところなのかもしれません。地元の中華料理店にも麺類はありますが、こくのあるスープや自家製麺など、それとは違った日本のラーメンの味を求める客層がありそうです。(その3に続く)