ねらいめは、東南アジア原産の果物

トロピカル・フルーツにもいろいろありますが、東南アジアで食べたいのは、このあたりが原産地の果物。本場だけに種類も豊富で。新鮮なものが日本よりもずっと安く手に入ります。わたしは、旅に出るときにはいつも、預ける方のスーツケースに果物ナイフと薄型のまな板を入れていきます。スプーンやフォークもあれば、食べるときにさらに便利です。果物は、切って売っているものもありますが、すでに空気に触れている分、鮮度や味の落ちるのも早く、氷づめにされていると、氷の水質が心配なこともあります。ナイフとまな板を準備するだけで、旅先での楽しみ方はずいぶん広がります。

海外旅行でおすすめなのは、トロピカル・フルーツ 「果物の女王」マンゴスチン(前篇) 海外旅行でおすすめなのは、トロピカル・フルーツ 「果物の女王」マンゴスチン(前篇)

マレー半島原産のマンゴスチン

マンゴスチンはマレー半島(マレーシア・シンガポール)が原産で、マレー・インドネシア語では「マンギス」、タイ語では「マンクット」とよばれています。表皮は濃い紫色で、ころんとしたかわいらしい形をしています。その昔、マンゴスチンをかたどった、タイの「スワンカローク焼」の器が日本に到来した際、マンゴスチンを知らなかった日本の茶人たちは柿を模したものだと思ったそうです。言われてみれば、色はともかく形はよく似ています。

マンゴスチンが「持ち込み禁止」の理由

ドリアンと並んで、マンゴスチンがホテルに持ち込み禁止になっていることが多いのは、皮に強い色素があり、汁が布類につくと洗っても落ちないからです。マンゴスチンの皮にはタンニンが含まれていて、布を染める染料に使われたほどですので、食べるときには気をつけて。知人の男性は、シャツにしみをつけてしまったのにこりて、マンゴスチンを食べるときは上半身の服を脱いでいるそうです。(後篇に続く)