じわじわと人気上昇中の旅先、マレーシア

このところ日本人旅行者が増えているマレーシア。低価格航空会社(LCC)の就航で航空券が安くなったことに加えて、恵まれた自然がアウトドア派から注目されるようになってきたこともあるようです。もうひとつ、マレーシアをめざす旅行者たちが楽しみにしているのは、食べ歩き。わたしの周りにも、ここ数年にマレーシアに出かけた人が何人かいますが、うちひとりはマレーシアの料理を味わうのと、自分でマレーシア料理を作るためのスパイスや調味料を買うのが旅の目的だったとか。もうひとりの友人は、チキンライス(ゆで鶏をのせたごはん)やラクサ(ココナッツミルク味のカレースープ麺)の食べ歩きを計画中です。

食べ歩き目的の海外旅行 おすすめは中華料理がおいしいマレーシア(その1) 食べ歩き目的の海外旅行 おすすめは中華料理がおいしいマレーシア(その1)

マレーシアに行ったら、マレー料理?

マレーシアは多民族国家として知られていますが、人口6099万人のマレーシアで一番多いのは、先住民を含むマレー系の人びとです。しかし、マレーシアで食べられるのはマレー料理だけではありません。人口比では25%程度と少数派ですが、都市部では華人(中国系の移民の子孫)もそれなりの規模のコミュニティを形成しているので、マレーシアは、中国のいろいろな地方料理が食べられる環境にあります。かれらは日常的に中華料理を食べている人たちですから、レストランや食堂に行けば、日本ではあまりなじみのないものに出会う機会がたくさんあります。

中国四大料理、八大料理

中国は、日本の約25倍の面積の広大な国土に、13億を超える人びとが住んでいます。日本では、中国系のいろいろな料理を総称して中華料理とよんでいますが、中国国内でも地域によって料理に特色があり、特に中国系の人たちは「広東料理」「上海料理」というように区別して使います。一般に「中国四大料理」といえば北方の北京料理、西の四川料理、南部の広東料理、東部沿岸地域の上海料理の四系統を指します。中国ではさらに細かく、山東料理、江蘇料理、浙江料理、安徽料理、四川料理、湖南料理、福建料理、広東料理の「中国八大料理」とすることが多いそう。日本にも各地に名物料理があるくらいですから、広い中国の地方料理に違いが大きいのもわかりますね。その2に続きます。