「マレーシアらしい」お土産とは?

「マレーシアのお土産では、何がお勧めですか?」 マレーシアで待ち合わせて市内を案内したお友だちに、一番よく聞かれるのは「お土産」です。自然が豊かで、マレーと中国、インドそして「オラン・アスリ」とよばれる先住民の文化がミックスしたマレーシア。日本の人にとって珍しいもの、おもしろいものはたくさんあります。しかし、たとえばバティック(ろうけつ染め)やソンケット(錦織)などマレー系のものはインドネシアと共通していたり、中国系やインド系の雑貨はそれぞれの国に起源があったりで、「マレーシアらしいお土産」といわれると困ってしまいます。

マレーシアのおしゃれなお土産 「アーチ」の木工製品(前篇) マレーシアのおしゃれなお土産 「アーチ」の木工製品(前篇)

お土産の新定番、アーチの木工製品

そんななか、お連れして好評だったのは、木工製品をつくる「アーチ・コレクション」(Arch Collection)です。森林資源に恵まれたマレーシアのジャングルには、多種多様な樹木があります。アーチは原則として色をつけず、それぞれの木の木目や色合い、強度などの特色を生かして、細やかで美しい工芸品を生み出します。少し大きめのものなら、マレーシアの自然や伝統的デザインをモチーフにしたパネルや写真立て、歴史的建造物の精巧な立体模型があります。小ぶりのものなら、木目の組み合わせがきれいな机まわりの文房具、しおりやマグネットなど種類も多いので、選びやすいのもうれしい限り。

わたしが気に入った作品の数々

実はわたしも、何度かアーチで買い物をしています。マレーシアの原生林をテーマに、大きな木の周りにシダやヘリコニアが茂っている飾り額を買いました。さまざまな色合いの薄い木片を何層にも重ねて表現してある樹木もよかったのですが、動物が好きなので、オランウータンやマレーバク、ホーンビル(サイチョウ)、マメジカもいるのがすっかり気に入って、買い求めました。そのほかには、マレーシアの伝統的な高床式住宅や、民族衣装「クバヤ」「サロン」をあしらった透かし彫りのしおりも何種類か買ったことがあります。お世話になった方に差し上げて喜ばれたのは、木の小箱。名刺が入るぐらいのサイズの箱のふたに、イスラム的なモチーフがかたどってあるもので、細工の細かさがいい、と気に入っていただけたようです。アーチの木工品はどこか都会的なセンスがあるので、エスニック調のお土産が好みでない人にも合いそうな気がします。(後篇に続く)