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英会話が苦手な人にもやさしい、マレーシア英語「マングリッシュ」入門(その2)


掲載日:2016/05/08 テーマ:語学 行き先: マレーシア / クアラルンプール

タグ: おもしろい ためになる ふれあい


「すみません」よりも使われる呼びかけ語

英会話が苦手な人にもやさしい、マレーシア英語「マングリッシュ」入門(その2) 英会話が苦手な人にもやさしい、マレーシア英語「マングリッシュ」入門(その2)

マレーシア英語の続きです。たとえば通行人に道を尋ねるとき、“Excuse me.”(すみません)と声をかけるのが標準英語ですが、マレーシアでは、男女や年齢で異なる「呼びかけ語」が多用されます。わたしに対しては“Hey, Miss!”(ちょっと、ねえさん)が一番多いのですが、ときどき子どもに“Excuse me, Auntie?”(すみません、おばちゃん)と話しかけられることがあります。男性は、Bossと呼びかけられることが多いかもしれません。たぶんこれには、マレー語の影響があると思います。

マレー語の人称代名詞

「初歩マレーシア語と格闘しているときに、さっそくぶつかる難問が人称代名詞の使い分けである。二人称には儀礼的な言い方、くだけた言い方、敬語、目下に対する丁寧語がある。アウトサイダーである外国人は、一般的に『アンダ』を用いているが、マレーシア人はできることなら二人称の使用を避けることにしている。」(ハイディ・ミューナン『カルチャーショック05 マレーシア人』河出書房新社、1998年) マレー語では、話し手と受け手の関係性によって呼びかけ語が変わるため、英語の「you(あなた)」ではマレーシア人には物足りないのかもしれません。

表現豊かな語尾の「ラー」

前出のシングリッシュで有名になりましたが、マングリッシュでも語尾に“-lah”を付けることがあります。“OK-lah.”(いいよ)、“So sorry-lah.”(ごめんなさいね)という風に、ちょっと親しみをこめたり、申し訳なさを伝えるために添えられる感じです。わたしが地元の国立大学の英語コースで勉強していたとき、クラスメイトは非英語圏からの外国人留学生たちでしたが、滞在が長くなるにつれて彼らの英語にも「ラー」が入るようになり、“Teacher, no home work for today-lah ?”(先生、今日は宿題はありませんよね?)と発言して、クラスみんなで大笑いしたことがありました。

やわらかい印象を与える、語尾の「ヤ」

もうひとつ、語尾につく“-ya”もよく使われます。女性が好む表現のように思いますが、言い切らずに、調子を少しやわらげたり、やわらかい印象を与える表現です。“One moment-ya?”(ちょっとお待ちくださいね)とか“See you soon-ya.”(またお会いしましょうね)という風に言われたことがありますが、単語そのものに意味があるわけではないけれども、何かニュアンスを感じる表現です。これも「ラー」と同じく、日本語の「〜よ」「〜ね」に当たる言い方なのでしょうね。(その3に続く)

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2016/05/08)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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