新鮮な野菜がいっぱいの青果売り場

マレーシアの市場その1からの続きです。どこの市場にもあるのは、野菜売り場。そこでは新鮮な野菜が束ねて積まれています。市場では量り売りが基本で、必要な分だけざるやかごに選んだら重さを量ってもらい、店ごとに代金を支払います。午前中は主婦らしき女性たちの姿が多く、葉がしおれていないか、傷んだところはないか、注意深く選んでいる様子が見られます。マレーシア料理によく使う唐辛子や玉ねぎ、しょうが、にんにくなどの食材は、ネットの袋にどっさり入って売られています。

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消費量世界第2位! 卵好きのマレーシア人

ところで、マレーシアでは卵が30個入りの大きなトレイで売っています。大家族なのか、一度に買う量がずいぶん多いと思ったら、マレーシアの1人当たりの鶏卵消費量は世界第2位で、1年に331.45個の消費だそうです(日本は世界第3位で329個)。卵好きな国だけに、種類もいろいろあるようで、「カンポン・アヤム」と書いてあれば、ブロイラーではなく、放し飼いで育った鶏のこと。少し値段は高くなりますが、味が濃いので人気があるそうです。

食習慣にも関係する宗教の禁忌

マレー系はイスラムの戒律のため、祈祷して特別な処理をした肉以外は食べません。また、豚は宗教上の禁忌なので食べません。そのため、肉類でもっとも好まれるのは鶏肉で、ほかに牛や山羊肉なども売っています。精肉売り場では、皮をはいだ鶏が丸ごと並んでいて、初めて行くと、ちょっとどきどきします。場所によっては、市場の裏手に鶏をしめる場所があって、朝早い時間に行くと、プラスチックのケースにたくさん入った鶏たちがいることも。市場とは場所が分かれていますが、食肉になった鶏を足からぶら下げて売り場に運んだりするときに、ちらっと中の様子が見えます。ついさっきまで生きていた鶏ですから新鮮さは折り紙つきですが、自分でさばいたこともないわたしは、鶏たちの様子が気になります。

おすすめは熱帯の果物

市場にあるもので旅行者が買いやすいのは、果物だと思います。バナナ、すいか、ぶどうなど親しみのあるもののほか、パパイヤやパイナップル、そして「果物の女王」と呼ばれるマンゴスチンや柔らかいトゲ状の突起に覆われたランブータンなど、マレー半島原産の果物もあるので、試すのもいいでしょう。もちろん、カットフルーツより新鮮です。気に入ったものを選んで渡すと、お店の人が重さを量って料金を言ってくれます。(その3に続く)