中国系のお菓子「ニョニャ・クエ」はいかが?

マレーシアの市場その3からの続きです。果物のほかに旅行者が買いやすそうなのは、お菓子です。マレーシアには「ニョニャ・クエ」という伝統のお菓子があり、中国系の人びとが得意としています。中国風にあずきあんを使ったものもあれば、ココナッツ風味のういろうのようなものなど、それぞれに味わいがあり、日本の人にも食べやすいので、機会があればどうぞ。和菓子と違って意外とこってりしているので、食べると結構おなかにたまります。

海外旅行のおすすめはローカル・マーケット 多民族が暮らすマレーシアの台所(その4) 海外旅行のおすすめはローカル・マーケット 多民族が暮らすマレーシアの台所(その4)

インド人街、ブリック・フィールズ

クアラルンプールの交通の拠点として再開発が進んでいるKLセントラル駅周辺は、インド人街としても知られています。看板に書いてある、くるくると丸っこい文字はタミール語で、マレーシアに住むインド系の住民はタミールやケーララなどインド南部の出身が多いといわれています。マレー系はムスリム、中国系は仏教徒とキリスト教徒が多いのに対して、インド系の住民はクリスチャンとヒンドゥー教徒にムスリム、少数ながら仏教徒もいて、宗教行事や食習慣もそれぞれ。よく知られているように、ヒンドゥー教徒は牛を、イスラム教徒は豚を食べませんし、厳格に菜食を守る仏教徒もいます。この辺りのレストランにはインド系の料理が多いのですが、各々の食習慣に従って選べるようになっています。

カレー用の食材が充実のブリック・フィールズ市場

ブリック・フィールズの市場は、メイン・ストリートのトゥンサンバンサン通りから入ったスルタン・アブドゥル・サマド通り沿いにある屋外マーケットです。野菜や果物などがあるのはほかの市場と同様ですが、カレー料理を好むインド系が多い地域なので、カレーに使う食材やハーブ、スパイスがそろっています。店先には、玉ねぎ、にんにく、しょうがなどの香味野菜や各種のとうがらしのほか、香り出しに加える「カレーリーフ」と呼ばれるハーブなども目をひきます。こんな風に、新鮮な食材や、買い物する人びとの様子から、その土地の人が食べているものが見えてくるローカル・マーケット。旅先で少し時間に余裕のあるときに、出かけてみませんか。