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マレー世界の「織物の女王」 伝統工芸のソンケットとは?(その1)


マレーシアを代表する工芸品、ソンケット

マレーシアを代表する工芸品、ソンケット マレーシアを代表する工芸品、ソンケット

ソンケットは、バティックと並んで知られる、マレーシアの伝統工芸品です。バティックが、できあがった布にろうけつの技法でデザインを染めていく染物なのに対して、ソンケットの方は、金糸や銀糸で複雑な模様を織りだす織物で、遠目には刺繍のように見えるかもしれません。伝統的な素材は絹糸で、手間も時間もかかる高価なものだったので、昔は王族や貴族だけが着ることができました。現在でも結婚式や改まった席で着られますが、木綿で織られた安価なものは、金曜日のモスクでの集合礼拝や、ちょっとした外出でも見かけます。マレーシアを代表するクラフトとして有名なので、マレーシア特産の紅茶や、マレー料理レストランの名前にも使われています。

海を通じてつながる「マレー世界」の織物

ソンケットの起源ははっきりしていません。東南アジアでは、マレーシアの隣りのインドネシア、スマトラ島のものが有名で、ほかにブルネイやフィリピンの一部、そしてタイにも同様の織物があります。インドネシアやマレーシア、ブルネイなどでは、マレー語と、文法や語彙がほぼ共通のインドネシア語が通じます。海を通じて交易をしてきた長い歴史があり、いずれもイスラムの影響を強く受けたため、国を超えて共通した文化があります。ソンケットは、このマレー世界伝統のものとして受け継がれていて、マレーシアにはインドネシアから渡ってきた移民が伝えたのではないかと考えられています。

マレーシアではマレー人のシンボル的存在

マレーシアではマレー人のシンボル的存在 マレーシアではマレー人のシンボル的存在

こうしたマレー世界とのつながりがあるため、ソンケットはマレー系の人びとがよく着ます。マレーシアの国王や各州のスルタンが儀式などで正装する際も、ソンケットが使われます。また、マレー系の人びとがムスリム(イスラム教徒)であることから、多民族社会のマレーシアのなかではイスラム的な文化を象徴するものとしても使われていて、たとえばラマダン(イスラムの断食月)のときのショッピング・センターの飾り付けなどにもソンケットがあしらわれることがよくあります。(その2に続きます)

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/07/13)

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※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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