- 松浦紀子
- マレーシア在住。会社員。旅行の乗り継ぎでたまたま寄ったマレーシアに魅了され、渡馬。好奇心旺盛で、興味を持ったものには探究心バリバリ、そして良いと思った物は皆にも伝えたい。ただ今、常夏マレーシア生活を満喫中!
出発エリアをに変更しました。
派手な外観が目を引く、HOP-ON HOP-OFF BUS。冷房が効きすぎていることもあるので、上着を持ってお出かけすることをおすすめ
マレーシアでは庶民の足として、バスや電車が発達していますが、短期で来た観光客が乗りこなすのは、ちょっと難しいかもしれません。旅行に出たら、時間を無駄にせず観光したい!できればツアーではなく、自分のペースで街歩きをしたい!そんな方におすすめするのが、この「HOP-ON HOP-OFF BUS」。2007年1月から運行を開始した市内循環バスで、クアラルンプールの主要観光スポット(22ヵ所)を巡回する、名前の通り“乗り降り自由”な観光バスです。市内をぐるっと巡回しているバスなので、迷うことはありません。
バス停の目印はコレ。ホテルでもルートマップが置いてあるので、事前にバス停の場所を確認することができます
バスの利用方法は至って簡単。市内22ヶ所に設けられたバス停に着けば、30分間隔でバスがやってきます。当日、バスの中でチケットも購入することができるので、突然思い立って行動しても、大丈夫。
バスは2階建て、窓は天井部分まであるので、開放感は抜群。見晴らしの良い、2階席に座ることをお薦めします。バスに乗ると、ヘッドセットが渡され、日本語をはじめとする8つの言語で観光ガイドを聞くことができます。
またバス乗車時に、ルート・マップも渡されるので、マップを見ながら、自分の立ち寄りたい場所で途中下車、またバスに乗って、次の観光地へと、自由きままに、マレーシアの観光スポットを回ることができます。
2階席からの眺め。一番前に座れば、美しいクアラルンプールの街並みを一人占めした気分に浸ることができますよ!
観光スポットをグルっとカバーしている、この巡回バス。その中でも特におすすめ下車ポイントは、No,16のバス停、独立広場前。今からちょうど50年前、初代首相がイギリスからの独立を宣言した場所です。青々とした芝生が広がる独立広場、マレーシア国旗がはためくポールの高さは100メートルで、世界一の高さを誇ります。
また広場前には、イギリス植民地時代からの建物である、最高裁判所、クアラルンプール鉄道駅もあり、マレーシアの歴史がぎっしり詰まった街並みを堪能できます。
19-20世紀にかけての建物が並ぶ、独立広場前。400年以上にわたる植民地支配の歴史が胸に迫ってきます
バスに乗ると、熱帯系植物の緑色が、あふれるばかりに目に飛び込んできます。クアラルンプールは目覚しい発展の中、次々と高層ビルが建設されていますが、さすがは常夏マレーシア、あちらこちらで、緑の森に美しく咲き誇る花々を目にすることが出来ます。
生命力いっぱいの緑に囲まれての散策は、気持ち良くて、たくさんエネルギーをもらえたような気分になります。
じっくり計画を練って、あなただけの「じゃらんじゃらん(マレー語で街歩き)」に出かけよう。今年は独立50年を迎えたマレーシア。あなたの訪問をきっと待ってますよ!
■HOP-ON HOP-OFF BUS
運行時間:毎日朝8:30-20:30まで30分間隔
URL:http://www.myhoponhopoff.com/
料金:大人:38RM(5人以上のグループの場合、1人32RM)
子供:17RM(5歳以下の子供は無料)
チケット購入場所:バス車内、ホテル
主要観光スポット:KLCC,セントラルマーケット、レイクガーデン、国立モスク、KLタワー、王宮、国立美術館、独立広場
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/10/03)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて