- 松浦紀子
- マレーシア在住。会社員。旅行の乗り継ぎでたまたま寄ったマレーシアに魅了され、渡馬。好奇心旺盛で、興味を持ったものには探究心バリバリ、そして良いと思った物は皆にも伝えたい。ただ今、常夏マレーシア生活を満喫中!
出発エリアをに変更しました。
スタダイス広場(別名オランダ広場)がマラッカ観光の中心。正面はマラッカ・キリスト教会。マラッカの写真といったら、必ずここが使われます
マレーシアに来て、日帰りで楽しめるところは?と聞かれたら、間違いなくオススメするのが、マレーシアの古都と呼ばれている、マラッカ。クアラルンプールから車で3時間の距離です。
マラッカが発展したから今のマレーシアがある!と言われるくらい、昔は重要な港町として栄えました。そのためにポルトガル・オランダ・イギリスと次々に占拠された歴史を持つので、西欧の影響をふんだんに取り入れた建物が立ち並びます。マレーシアでは唯一の中世ヨーロッパの町並みが残る古都を、ゆっくり散策してみましょう!
この人力車はマラッカ名物「トライショー」。客席の横に自転車が着いているスタイルで、色とりどりの造花や傘などでド派手に飾りつけらえています
中国人の建てたマレーシア最初の仏教寺院、ポルトガル人が築いた砦や教会、赤レンガで築かれたオランダ式の建築物など、複数の文化が一体となった中世風の町並みです。
メインストリートは「ジョンカーストリート」。低層住宅が並んでおり、古い町並みが保存されています。瓦屋根の家も多く、なんとなく見ているだけで心が和みます。
また、この通りにはかわいい雑貨屋さんがたくさん並んでいます。何も買うものがなくても、おもわず「かわいい♪」と目を引かれる陶器の置物や、色使いがとっても綺麗なバックなど、ついつい足を止めてしまいます。マレーシアのお土産探しにも、もってこいのエリアです。
味のしみたしっとりと柔らかい鶏肉。これ以上蒸したら硬くなってしまう一歩手前の絶妙な蒸し加減
マラッカ名物といえば、チキンライスボール。マラッカに行ってきたと言うと、必ず友人から聞かれるのが「チキンライスボール食べてきた!?」。それくらい有名です。
普通のチキンライスは、鶏のだしで炊き上げたパラパラご飯ですが、マラッカのチキンライスは、ご飯をゴルフボールをひとまわり大きくした程度に丸められています。
ヘルシーで柔らかくて、鶏の旨みも丸ごといただけるスチームタイプのチキンライス。噛みしめていくうちに、もちもちしたお米に鶏のうまみがバランスを変えていろんな味がでてきます。チキンライスボールを食べずして、マラッカを去れず!
小高い丘からの夕陽鑑賞、夕陽はもちろんのこと、だんだんと色づいていくマラッカの街並みも楽しむことができ、一石二鳥!
マラッカの締めは、なんといってもマラッカ海峡が真っ赤な夕陽にそまる、夕焼け。あの沢木耕太郎も「夕陽を見るならマラッカがいい」と深夜特急で書いています。
鑑賞ポイントはセントポール教会がある小高い丘から。マラッカの中心、オランダ広場から徒歩10分の距離です。
ゆっくりと地平線に沈んで行く太陽が、広い空を真っ赤に染めます。1分置きに変化を見せる夕焼け。日が沈んでしまっても、ポワーと心を温めてくれる感じがします。
マラッカの観光地は一箇所に密集しているので、1日あればだいたい全部回れてしまうので、日帰り旅行にはもってこい!マレーシアの歴史を知るためにも一度は足を運んでほしい観光スポットです。
■マラッカ日帰りOPツアー(クアラルンプール発)
料金:11000円
ガイド:日本語
URL:http://www.his-hotel.com/db/opt_tour_dt.php?code=KULMKZSS
※マラッカへのツアーには通常、夕陽鑑賞は含まれていません。
事前に旅行会社に交渉されることを、オススメします!
■チキンライスボール
名前:KEDAI KOPI CHUNGWAH(中華茶室)
場所:マラッカの中心、オランダ広場から橋を渡った右手
料金:チキンライスボールと中国茶 約8RM(約260円)
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/12/11)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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