マラッカの旧市街のすぐそばにある親父さんたちの憩いのカフェ

いつもにぎわうマッラカの旧市街、ジョンカーストリートの北側に、香林寺があります。このあたりまでは観光客が来るのですが、さらに北に行き、カンポン・フル・モスクのあたりまで行くと、さすがに観光客の姿は減ります。それでもホテルやレストランはあり、少し歩くとマラッカ・セントラル・バスステーション行きのバス停があるので、リュックを背負って歩く外国人旅行者の姿がチラホラと。今回紹介したいのは、モスクの隣の駐車場をはさんだところにあるカフェです。大きな菩提樹の木が生えており、コンクリート製の丸テーブルとプラスチック椅子が置かれています。最初は空き地なのか、駐車場なのか判然としませんでした。しかし、泊まった宿のオーナーが、ここはカフェで、「ナシ・ルマッが抜群にうまいぞ」と教えてくれたのです。これは行ってみるしかないでしょう。

菩提樹カフェ(勝手に命名しました) 菩提樹カフェ(勝手に命名しました)

外で食べるのは、それだけでもおいしい!

その店はトタンで作られており、しかしほとんどの客が座るのが、菩提樹の下の席です。ピクニックにでもきたような気分です。朝は7時頃からオープンします。さっそくおすすめのナシ・ルマッを注文しました。これはココナッツミルクで炊いたご飯に、付け合せに青菜の炒め物、ジャコの唐揚げ、目玉焼き、それにマレーシア人の大好きな辛いソース、サンバルが付いています。これらを少しずつ混ぜながら食べるのですが、ライスの爽やかなことと言ったらありません。ポリポリとしたジャコの唐揚げを食べると、グーンと日本食に近づいた気がしてしまいます。サンバルの辛さも食欲を誘ってくれて、ついガツガツ食べてしまいます。そして食後は甘いコピ。真っ黒なアラビカ種のコーヒーです。これで辛みをとってさっぱりします。汗が出て、風が吹き抜け、汗が引くと、体が涼しくなって気持ちいいです。

ミゴリン(左)とナシ・ルマッ(右)、コピ(左上) ミゴリン(左)とナシ・ルマッ(右)、コピ(左上)

旅ならではの贅沢とは?

この菩提樹カフェ、メニューは数種類しかないのですが、おばちゃんが作る料理は、どれも料理上手な人が作った家庭の味といった趣でした。ミゴリン(焼きそば)は作り置きですが、不思議と冷めてもうまいというか、冷めたなりのうまさがあります。これが90円弱です。ナシ・ルマッは120円ほど。コピは40円くらいです。ほかにも日によって、チキンカレーやパン・ミーといううどんもあります。パン・ミーはあっさりスープで、ジャコの唐揚げと魚の練り物が載っています。関西風うどんのようです。またラクサという海鮮カレーラーメンも抜群のうまさです。高級車で乗り付けるお金持ちのお客もいれば、近所の親父さんたちがグダグダ長時間、おしゃべりしているのも面白いです。こうして風を浴びながら、のんびりと町や人々を観るのは、旅ならではの贅沢だと思うのですが。みなさんもいかがでしょうか?

バン・ミー(左)とチキンカレー(右) バン・ミー(左)とチキンカレー(右)