マラッカは週末にどっと人が押し寄せる

金曜日の午後になると、マラッカの旧市街には、いつも以上に地元の人や観光客がうろつき始めます。今やマラッカといえば、金土日の週末の夜のナイトマーケット(夜市)が観光名所となっているからです。旧市街の中心地「ジョンカーストリート」が歩行者天国となり、びっしりと路上に露店が軒を連ねます。地元の人はその準備に、観光客は準備を横目で見ながら、日が暮れるのを待っているのです。日が暮れかかると、ナイトマーケットは、なし崩し的にオープンします。道路にテーブルや椅子も出され、青空レストランの数々は、すぐに満席になってしまいます。ストリートの端にある舞台では、歌謡ショーやカラオケ大会が始まります。

マレーシアのインスタントラーメンメーカー「MAMEE」提供の舞台 マレーシアのインスタントラーメンメーカー「MAMEE」提供の舞台

ジョンカーストリートがマラッカの中心観光地になったわけ

ナイトマーケットが開かれるジョンカーストリートは、みやげ屋やカフェ、レストランなどが軒を連ねています。雑貨屋や、常夏の東南アジアらしいおしゃれなビーチサンダルの店、名物のチキンライスの店もあれば、パイナップル・パイの店、ABCアイス・カチャンという具だくさんのかき氷で涼をとる人もいれば、有名店「ジオグラファーズ・カフェ」では、欧米人たちが集まりビールなどを飲んでいます。このカフェは、その昔の建物を、建築家が、昔のたたずまいを残しつつ、現代風にリノベーションしたもので、ジョンカーストリートのランドマークになっています。マラッカが世界遺産に登録されることで、古い建物を壊すのではなく、新しく生き返らせるリノベーションが発達しました。その先駆的な建物です。この建物ができたおかげで、ジョンカーストリートが観光の中心地になったのかもしれません。

ジョンカーストリートのランドマーク「ジオグラファーズ・カフェ」 ジョンカーストリートのランドマーク「ジオグラファーズ・カフェ」

屋台で歩き食いなのだ

ナイトマーケットになれば、数えきれないほどの屋台が出ます。色とりどりの焼売に、カキの卵炒め、肉の串焼き、タコ焼き、寿司、焼きそば、赤貝の茹でたのやエビ焼などの海鮮、ラーメン、串刺しにしたマレー風おでん、アイスやケーキなどのスイーツまで充実しています。物品を買うより、多くの人が、立ち食い、歩き食いです。僕が個人的にはまったのが、小ぶりスイカの丸ごとスイカジュースです。まず丸くくりぬいて、そこに攪拌機を差し込み、中だけジュース状にするのです。液体化はほどほどに、時折口の中にスイカの形と歯ざわりがあって、世界ではじめてのスイカジュースです。スイカ好きの僕にとっては、堪らない味でした(2016年1月)。ぜひご賞味あれ。そしてみなさんも、買い食いしてみて。マラッカには週末に来るべきかも知れません。

これが丸ごとスイカジュース これが丸ごとスイカジュース