いい日旅立ち 国内鉄道寝台列車でのんびり行こう

モンゴル・サインシャンド・鉄道の現地ガイド記事

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いい日旅立ち 国内鉄道寝台列車でのんびり行こう

掲載日:2009/08/25 テーマ:鉄道 行き先: モンゴル / サインシャンド ライター:山本ちかだるま

タグ: 鉄道



ABガイド:山本ちかだるま

【モンゴルのABガイド】 山本ちかだるま
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モンゴル国在住。東京外国語大学モンゴル語科在学中から取材コーディネートと通訳・翻訳業を始め、2002年にモンゴルで起業。年間平均移動距離1万km、モンゴル国全21県踏破の行動派。この道一筋20年の「モンゴルよろづ屋」がお送りするぴっちぴちのモンゴル、まるかじり紀行です。

定刻どおりに到着した国内列車。サインシャンドーウランバートルーズーンハラーを走るレトロ感たっぷりのディーゼル駆動車。乗客が全て降りた後、約1時間の車内清掃の後、上り線の乗客が乗り込む。 定刻どおりに到着した国内列車。サインシャンドーウランバートルーズーンハラーを走るレトロ感たっぷりのディーゼル駆動車。乗客が全て降りた後、約1時間の車内清掃の後、上り線の乗客が乗り込む。

意外と正確?計画的に移動できるおすすめ交通手段

初めてモンゴルを訪れたのは、ちょうどモンゴル国初の多党制による国会議員の総選挙の投票日、1990年7月29日正午のことでした。随分昔のことなのに、どうして鮮明に覚えているか、というと、北京からの「特急」で31時間かけてウランバートル駅に到着したからです。20年近く前から現在に至るまで、「モンゴル時間」といわれるほど、何もかもがルーズなこの国で比較的規則正しく運行している交通機関「モンゴル鉄道」。モンゴルらしいのんびり一人旅を楽しめるお勧めの鉄道の旅をご紹介しましょう。

 

列車が到着する前ののんびりとしたプラットホーム。駅弁売りや簡易屋外食堂などのテーブルが並び始めるのは、列車到着予定の約2時間半前ぐらいから。手作りの出来立てだから、列車内で食べるお弁当にお勧めです。 列車が到着する前ののんびりとしたプラットホーム。駅弁売りや簡易屋外食堂などのテーブルが並び始めるのは、列車到着予定の約2時間半前ぐらいから。手作りの出来立てだから、列車内で食べるお弁当にお勧めです。

駅構内は旅情満点。駅弁もモンゴルちっくで安くて楽しい

羊肉が苦手ではない人は、ぜひサインシャンド駅プラットホームで売られる駅弁にチャレンジしていただきたい。ゴビ特有のハーブ牧草の香りがしみこんだ羊肉をかみ締めるとゴビの雄大な風景が思い出されます。サインシャンド駅は、国内線、国際線の通過駅で、比較的忙しそう。といっても、列車が入る前の閑散とした構内はなんともいえない旅情が漂っています。駅内には野良犬がのんびり昼寝していたり。言葉が通じなくても、なんとなく外国人慣れしている駅弁おばちゃんと身振り手振りで交流する楽しみもまた、列車ならではの旅なのです。

 

切符売り場は列車到着3時間前ぐらいから急に混みだす。前日までの予約はキープチャージがかかります。当日販売でも個室は比較的席に余裕があり、上段、下段など位置の指定も可能。パスポートを忘れずに。 切符売り場は列車到着3時間前ぐらいから急に混みだす。前日までの予約はキープチャージがかかります。当日販売でも個室は比較的席に余裕があり、上段、下段など位置の指定も可能。パスポートを忘れずに。

切符購入は当日もオーケーの気軽さがいい

国内移動の手段として鉄道がお勧めなわけは、思い立ったその日に出発できるから。サインシャンド駅での切符販売は、列車運行にあわせているので、出発予定時刻の3時間前ぐらいには売り場に行く必要があります。国内移動といっても外国人はパスポート、モンゴル人は国民IDカードの提示が求められるので忘れないように。切符は硬座、寝台、個室(4人用)があります。外国人は安全のためにも個室がお勧め。値段もお手頃価格で片道1人1500円弱(2009年7月末)。ここはケチらず存分に列車の旅を満喫して下さい。

 

レトロな絨毯で作られた座席カバー。寝るときは、ベッドの下にある毛布と枕を取り出し、荷物をベッド下に入れる。貴重品は肌身離さずに。トイレは動き出してから使えるようになります。 レトロな絨毯で作られた座席カバー。寝るときは、ベッドの下にある毛布と枕を取り出し、荷物をベッド下に入れる。貴重品は肌身離さずに。トイレは動き出してから使えるようになります。

のんびりした鉄道の旅ならではの交流

サインシャンドからウランバートルまでは寝台列車で約10時間余りの移動です。夕方出発し、夜通し走って、朝8時半にウランバートル着。移動中に睡眠が取れるので、時間を有効に使えます。シーツや枕カバー、タオルのセットが1,000トゥグルグ(約65円)。お茶は1杯500トゥグルグ(約33円)で車掌さんが各部屋に配りに来てくれます。下段ベッドになると、4人部屋が満席の場合、寝ている時間以外は、上段ベッドの人のソファー代わりになってしまいますが、それもまた旅の交流と割り切れば、とても楽しい旅ができます。

 

サインシャンド駅正面入口。切符売り場のある待合室も清潔なベンチがあるので、安心。ウランバートルからの深夜到着便でも乗り合いバスやタクシーがあるので、駅から街までのアクセスも安心。 サインシャンド駅正面入口。切符売り場のある待合室も清潔なベンチがあるので、安心。ウランバートルからの深夜到着便でも乗り合いバスやタクシーがあるので、駅から街までのアクセスも安心。

【関連情報】

■モンゴル国内列車
ウランバートル駅国内線発券/ウランバートル駅東側。往復チケット購入可。
サインシャンド駅切符売り場/毎日営業していますが、曜日によって時間指定がまちまち。
切符購入にはパスポートが必要です。出発予定時刻の1時間前には駅で待機。15分前までに搭乗していないと乗せてもらえない事もあるのでご注意。
トイレは列車が停車中は使えません。
サインシャンド−ウランバートルは毎日2往復便が運行中。

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2009/08/25)
※渡航前に必ず現地の安全情報をご確認下さい。http://www.anzen.mofa.go.jp/
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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