page top

出発エリアをに変更しました。

海外旅行の検索・比較サイト|エイビーロード
AB-ROAD
モンゴル・ウランバートル・グルメの現地ガイド記事
RSS

海外現地発ガイド通信

モンゴル乳製品の王様・オーラグを味わうなら今が旬


掲載日:2008/06/12 テーマ:グルメ 行き先: モンゴル / ウランバートル

タグ: おいしい グルメ


やっと草原が緑に。乳製品シーズンの到来

ほぼ10か月ぶりの緑の草原。でも明日は猛吹雪になるかも?モンゴルの初夏は、「1日で四季を感じることができる」といわれるように、朝は−5℃前後、日中最高気温は30℃を超えることもあります ほぼ10か月ぶりの緑の草原。でも明日は猛吹雪になるかも?モンゴルの初夏は、「1日で四季を感じることができる」といわれるように、朝は−5℃前後、日中最高気温は30℃を超えることもあります

6月。モンゴルもそろそろ初夏の到来です。モンゴル語に、「変化が激しくて手に負えない」という意味で「女心と春の空」という諺がありますが、30℃近いカンカン照りの翌日が猛吹雪になることも当たり前の今日この頃。でも、春から初夏にかけては家畜の出産のシーズン。家畜の出産は遊牧民にとって、財産と食糧の恵みがもたらされること。一滴のミルクも無駄にしないように、モンゴルの遊牧民は200種類余りもの乳製品を作るといわれています。今回はモンゴル人が「究極の乳製品」と誇る「オーラグ」をご紹介しましょう。

毛むくじゃらのヤクの出産に立ち会う

毛色から顔立ちまでそっくりな毛むくじゃら親子。元気なヤクの赤ちゃんがむさぼる免疫力をつけてくれる栄養たっぷりの初乳がオーラグの材料になります 毛色から顔立ちまでそっくりな毛むくじゃら親子。元気なヤクの赤ちゃんがむさぼる免疫力をつけてくれる栄養たっぷりの初乳がオーラグの材料になります

モンゴルで飼育されている主な家畜は牛・馬・ラクダ・羊・山羊の五種類。北の方や標高の高い地域では、ヤクという毛むくじゃらの牛もいます。ヤクは牛よりも力が強く、ミルクも乳脂肪分を多く含み、寒さにも強く、その毛はヤギからとれるカシミアのように保温性に富んでいるというお役立ちな家畜なのです。ちょうど、ヤクの出産に立ち会うことができました。真っ黒な母ヤクから生まれた元気な赤ちゃんもやっぱり毛むくじゃらでした。生後10分で子ヤクはすっくと立ち上がり、ゴキュゴキュとおっぱいをむさぼっていました。

軽やかな手さばきが絶品ミルクを絞り出す

この道ン十年のベテラン遊牧民のおっかさん。細くてしなやかな肉体は無駄のない筋肉がついています。華麗な手さばきで乳を搾られているヤクも心なしかうっとりしていました この道ン十年のベテラン遊牧民のおっかさん。細くてしなやかな肉体は無駄のない筋肉がついています。華麗な手さばきで乳を搾られているヤクも心なしかうっとりしていました

若い母ヤクの乳の出が良くないときは、熟練の遊牧民おっかさんが乳の出をよくする朗らかな歌を歌いながら手慣れた手つきで乳しぼり。先に赤ちゃんにおっぱいを吸わせることで乳の出をよくしてから引き離し、赤ちゃんの臭いをかがせておくなど伝統の技があるのです。初乳はトロリとしたとろみがあるようで、素人の私ではチョロチョロとしか出ませんでしたが、おっかさんの手にかかると1回の乳しぼりで6リットルくらい出てました。初乳は普通のミルクよりも黄色くて甘いにおいがしています。

究極の乳製品「オーラグ」の食感は予想外

1回の乳しぼりで作れるオーラグは寸胴鍋1個分。オーラグの材料となるミルクがとれるのは、出産後3−5日だけ。出産の時期に居合わせなければ、どんなにお金を出しても食べられない究極の乳製品 1回の乳しぼりで作れるオーラグは寸胴鍋1個分。オーラグの材料となるミルクがとれるのは、出産後3−5日だけ。出産の時期に居合わせなければ、どんなにお金を出しても食べられない究極の乳製品

さて、子ヤクが誕生してから120分後に、今年最初の「オーラグ」ができあがりました。作り方はいたって簡単。ヤクの初乳を寸胴鍋に入れ、ゲルの中心にある薪ストーブの上で沸騰している大きな丸底鍋を「巨大な蒸し器」にして、20-30分ほど蒸せばできあがり。ふんわりとしたカスタードプリンのような見かけなのに、実際の食感はコリコリとした歯ごたえ。これまで味わったことのない不思議な舌触りとコクのある優しい甘味の「オーラグ」は一度食べたら忘れられない「ママの味」なのです。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/06/12)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて

 

キーワードで記事検索

検索