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アルタイ山脈で「異邦人」体験!素朴なモスクでイスラム教に触れてみる1日


掲載日:2008/11/25 テーマ:観光地・名所 行き先: モンゴル / ウルギー

タグ: ためになる 寺院


素朴で小さなモスクを訪れてみよう

こぢんまりとしたバヤンウルギーアイマグ、バヤンノールソムのモスク。2003年に改築されたまだ新しい建物は庭の隅々まできれいに掃除されています こぢんまりとしたバヤンウルギーアイマグ、バヤンノールソムのモスク。2003年に改築されたまだ新しい建物は庭の隅々まできれいに掃除されています

モンゴル国はダライ・ラマを信仰するチベット仏教を信仰する人が主流ですが、モンゴル西部のバヤンウルギーアイマグはイスラム教徒のカザフ人が住んでいます。モンゴルが清朝崩壊後、モンゴル人民共和国として独立した1921年、モンゴル人はカザフ人に独自文化の継承と存続を約束しました。そのため、現在でも、バヤンウルギーアイマグの公用語はカザフ語。カザフ文化の伝統が色濃く残っている貴重な地域です。旅人をエキゾチックな気分に浸らせてくれるのがモスク。村の中心にある素朴で小さなモスクを訪ねてみました。

気さくな導師に誘われて、モスク内部に潜入?

バヤンノールソムのモスクを管理している若い聖職者の衣装も、伝統的なカザフの衣装でした バヤンノールソムのモスクを管理している若い聖職者の衣装も、伝統的なカザフの衣装でした

真白な壁に囲まれた小さなモスクを背伸びしながら、のぞいていたら、庭の掃除をしていた若い聖職者と目があってしまいました。宗教的な場所を勝手にのぞいていた気まずさであわてていたら、彼が出てきて「中に入ってきなさい」と招き入れてくれました。イスラム教は女性に対しての戒律や制限が多い、と聞いていたのですが、バヤンウルギーアイマグの場合は比較的リベラル。もちろん、戒律は戒律として、男女が一緒に食卓につかない、礼拝は別々などを守っていますが、基本的に外国人旅行者には寛大です。イスラム教のイロハを教えてもらうには、もってこいの場所だと思います。

モスク内部は意外にシンプル。礼拝の時間には村人の熱気でむんむん

ひっそりとした礼拝所。礼拝があるときは女性は入室禁止 ひっそりとした礼拝所。礼拝があるときは女性は入室禁止

礼拝のない時は、モスクは人気もなく、静寂に包まれていますが、礼拝の前には、祈りの時間をつける「アザーン」が高らかに吟じられ、村に定住している男たちが集まってきます。遊牧民たちは、自宅に祈りのカーペットとメッカのある方向に向かって礼拝します。内部は意外にシンプルで真白な壁と天井。装飾は一切なく、カーペットが敷き詰められていました。礼拝以外に、コーランについて学ぶ時間などもあるそうです。カザフ語とアラビア語の張り紙が混在していました。カザフ人でも敬虔な信者はコーランを原典で読んでいます。

暮らしの中のイスラム教

カザフ人はシマフクロウの羽の模様が「コーランの文字に似ている」と、お守りにしています カザフ人はシマフクロウの羽の模様が「コーランの文字に似ている」と、お守りにしています

バヤンウルギーアイマグに暮らすカザフ人の伝統的な生活スタイルは、遊牧文化とイスラム文化が基軸になっています。女性も男性も必ず頭を覆っています。男性同士の挨拶の時は、胸に手をあてて「アッサラームアレイコム」と言い合います。食事のときは男女別が基本。食事の前には年長者が、祈りを捧げます。異教徒でも、一緒に食事をするときは、同様のしぐさをしてから食べます。物の受け渡しは右手か両手が基本で、左手でものを渡すことは絶対にしてはいけません。豚肉や豚のラードが入ったものは忌避されます。

これからの夏は断食月にあたります

モスクの礼拝所の入り口にあった、礼拝開始時間が示された5つの時計 モスクの礼拝所の入り口にあった、礼拝開始時間が示された5つの時計

イスラム教徒の義務の一つ「断食」。ここ数年は、夏に断食月があたっているので、日が長いモンゴル国ではかなり厳しいようです。断食を免除されるのは、旅人、生理中の女性や妊婦、病人など。旅行や生理で中断した分は後日、補てんすることもできます。バヤンウルギーアイマグでは、断食月中の日の出・日の入りの時刻や礼拝や食事や健康管理の注意などをカザフ語で書いた「ラマダン便り」がモスクで無料で配布されます。カザフ人の宗教観などを感じるには、これからの夏のラマダン中はとても興味深いでしょう。

【関連情報】
■バヤンノールソムのモスクへのアクセス
ウルギーから車で2時間弱。
バヤンノールソムの中心にある青い丸屋根の建物。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/11/25)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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