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ミャンマー・インレー湖(ヘーホー)・祭り・イベントの現地ガイド記事
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海外現地発ガイド通信

危険過ぎる奇祭・タウンジーの熱気球祭りの安全な楽しみ方


毎年11月の満月の日にかけて開催

灯明型気球。写真の気球はこの後、しばらくは緩やかに上昇を続けたが、最終的に山肌に着地。30分以上にわたって火の手が上がっていた。 灯明型気球。写真の気球はこの後、しばらくは緩やかに上昇を続けたが、最終的に山肌に着地。30分以上にわたって火の手が上がっていた。

ミャンマーでは乾季にあたる10月から翌2月にかけて、全土で様々な祭りを開催する。中でも壮麗な美しさと熱狂に包まれた雰囲気でミャンマーナンバー1の祭りとの呼び声も高いのが、シャン州タウンジーで11月の満月前に行う熱気球祭りだ。2018年は11月16日からの5日間に実施予定。グループごとに花火や灯明で飾りつけた熱気球を次々と飛ばしてその美しさを競い合い、最終日である22日に優勝チームを決める。祭り期間は数多くの屋台や仮設遊具が会場周辺に建ち並び、たいへんな人出となる。

ロケット花火を打ち下げつつ昇る危険な気球

上昇する前に花火が点火されてしまい、観客席へ火花を降りまく花火型気球。下ではこの花火の打ち上げ関係者たちが逃げ回っていた。 上昇する前に花火が点火されてしまい、観客席へ火花を降りまく花火型気球。下ではこの花火の打ち上げ関係者たちが逃げ回っていた。

祭りの熱気球には2つのタイプがある。無数の灯明を連ねてぶら下げた灯明型気球と、おびただしい数のロケット花火を下方へ向かって発射しつつ上昇する花火型気球だ。前者はたくさんの火種を空に放つようなもので、火が残っているうちに高度が落ちると山火事を引き起こすし、後者は十分な高さへ上昇するまでに花火に火がついてしまうと、観客席に火の玉が降り注ぐことになる。当然だが毎年のように怪我人が出ており、2014年には墜落した気球が下で待機する別の気球に激突して爆発し、複数の死者がでている。

火薬を積んだまま街中をパレード

花火を積んだトラックを囲み、踊ったり囃したりする応援団。沿道を何kmにもわたり、こうしてパレードをしながら会場へ着く。 花火を積んだトラックを囲み、踊ったり囃したりする応援団。沿道を何kmにもわたり、こうしてパレードをしながら会場へ着く。

当日は各チームが、気球、打ち上げ担当者たち、応援団と複数のトラックを連ね、街中から山の中腹にある会場までをパレードする。この時点ですでにみんな興奮状態で、踊ったり歌ったりと大変な騒ぎに。気球には火薬がむき出しの状態で大量にくくりつけてあり、かなり危険に思える。会場に着いて打ち上げ準備に入ると、応援団の熱気は頂点へ。いざ打ち上げとなり、ここで予定より早く気球の花火に火がついてしまうと、火の玉が彼らに向かって降り注ぎ、あたりは阿鼻叫喚の混乱状態となってしまうのだ。

少しでも安全に見るには?

会場の周回道路沿いにはローカルの屋台が並ぶ。店のレベルのわりには高いが、場所代だと思えば十分満足できる範囲内。 会場の周回道路沿いにはローカルの屋台が並ぶ。店のレベルのわりには高いが、場所代だと思えば十分満足できる範囲内。

かように危険極まりない祭りではあるが、滝のような光の帯を放ちながら巨大な気球が上昇する様はそれを補って余りある壮大な光景で、得がたい経験ができる。では、どうすれば少しでも安全に見ることができるだろうか。関係者しか入れない打ち上げエリアは論外だが、周囲の観客席もまれに風に流された気球が火花を降り注ぐため安全とはいえない。おすすめなのは、観客席を周回する道路脇に建ち並ぶ屋台で、食事を楽しみながら遠巻きに見るという方法だ。会場との間の視界は開けており、真下からよりも気球の全容はよくわかるほどだ。

動物型のユニーク気球を飛ばす昼の部

こちらは象型気球。ほかにも鳩、インコ、ドラゴン、ラクダ、パンダ、ヒンター(伝説上の聖鳥)、恐竜などが空に浮かんでいた。 こちらは象型気球。ほかにも鳩、インコ、ドラゴン、ラクダ、パンダ、ヒンター(伝説上の聖鳥)、恐竜などが空に浮かんでいた。

実は、この祭りには昼の部もある。夜と異なり灯明や花火は用いず、動物をかたどったカラフルな気球を打ち上げる。ラクダやパンダ、馬や象といったかわいい気球が空を彩り、こちらもなかなかフォトジェニック。しかし気は抜かないように。たまに、熱風を送り込むバーナーや松明の火が燃え移り、観客めがけて落ちてくる気球があるからだ。屋台にはプロパンガスボンベを設置している店もあるのでかなり危険だ。なお、昼の部と夜の部の間には2、3時間の休憩がある。周辺は渋滞するので暇潰しの本やゲームを持参し、会場で夜の部を待つのが得策だ。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2018/10/12)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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