砂漠のように暑いバガンではやたらに喉が渇く

寺院遺跡が大平原に点在する、古都バガン。時代を飛び越えたようなエキゾチックな町で、遺跡めぐりをするのが旅の醍醐味です。E-Bikeという電動自転車に乗り、ひとりでぶらぶらと観光していたときのこと。大平原には緑が多いのですが、道路沿いには日差しを遮るものがなく、とにかく暑いのです。E-Bikeなら、全部自力で漕ぐ自転車よりはかなり楽。走っている間は風を切って若干涼しいけれど、その間も灼熱の太陽にジリジリと照らされていることには変わりありません。

暑いときに飲むとめっちゃおいしい! ミャンマーのしぼり立てサトウキビジュース 暑いときに飲むとめっちゃおいしい! ミャンマーのしぼり立てサトウキビジュース

ローラーを回して搾るさとうきびのジュース

このあたりは砂漠のように乾燥している気候なので、こまめに水分を取っていても、すぐに喉が渇きます。ちょっとお茶でもしようというとき、さて何を飲もうか。ラペイエ(ミャンマーのミルクティー)もおいしいけれど、とっても甘い。飲んだ後には、たいていの店で出してくれる無料のジャスミン茶をがぶがぶ飲まないといけない。なんて考えながら走っていると、何やら大掛かりな装置を使っている屋台を発見。装置の前には枝のようなものが山積みになっています。何だろう?と近づいてみると、1メートル以上ありそうな長いサトウキビをローラーで搾り、ジュースを作っているのでした。

やさしい甘みで飲みやすく、癒される味

おいしそうだったので、早速オーダーしてみました。ガラスのジョッキに氷と一緒に注がれて出てきたジュースは、爽やかな香りでさっぱりとした甘さ。喉を潤すだけではなく、自然な甘さが旅の疲れを癒してくれるのです。ミャンマー語では、「チャンイェ(チャン=サトウキビの、イェ=汁)」と呼ばれるこのジュース。その魅力にたったひと口で虜になった私は、見かけるたびに飲むようになりました。300〜400チャット(35〜46円相当)と安いのもうれしい。

涼季と暑季がおいしいシーズン

チャンイェは、一年中、ヤンゴンやマンダレーなど各地でも販売されていますが、とくにおいしいのは涼季(10月下旬〜2月中旬)から暑季(2月下旬〜5月中旬)にかけて。好みによってプラムのシロップやライムを入れることもあり、甘みの薄くなる雨季はシロップを入れることも多いとか。とてもおいしいジュースですが、露店で作っているものなので、お店が衛生的かどうか、ミネラルウォーターの氷を使っているかは要チェックです。昔からミャンマーの人たちの喉を潤してきたチャンイェ。旅行中に見かけたら、ぜひ飲んでみてください。