大平原に散らばる遺跡めぐりには“足”が必要

ミャンマーでもっとも人気のある観光地、それはバガンでしょう。ビルマ族による最初の統一王朝であり、11〜13世紀に栄えたバガン王朝。その太古の遺跡が大平原に散らばる光景は、まるで何百年も前にタイムスリップしたかのようです。見学できる遺跡や寺院はひとつひとつが離れているうえ、バガンは一年中暑いので歩いて回るのはたいへん。車で回ると速くて楽だけど風情がなく高い。旅行者は昔ながらの馬車でカッポカッポ回ったり、自転車を使うのが定番です。

灼熱の平原に広がる観光地バガンの遺跡も、電動自転車“E-Bike”を使えばスイスイ 灼熱の平原に広がる観光地バガンの遺跡も、電動自転車“E-Bike”を使えばスイスイ

スピード、料金ともに利用しやすいE-Bike登場

馬車はロマンがあるし楽チン。幌が強い日差しを遮り快適です。ドライバーが簡単なガイドもしてくれて、おしゃべりも楽しい。でも1日25ドルからと高く、時間がかかる。自転車は馬車より少し速くて1日1000チャット(約115円)からと安いが、体力的にかなりきつい。バガンに行くたびに「馬車と自転車の中間くらいの乗り物があったらいいのになぁ」と思っていたら、2013年から登場したのが“E-Bike”という中国製の電動自転車。レンタル料は1日6000〜8000チャット(694〜928円)とお手軽で、ひとり旅の懐にも優しいお値段です。

E-Bikeはこうやって運転する

運転の仕方は、原動機付自転車のような感じ。右のハンドルがアクセルで、左ハンドルにはブレーキレバーが付いています。アクセルを回せばスクーターのように進みます。アクセルを回しながらペダルを漕ぐと電動アシスト自転車状態になり、いちばんスピードが出るという仕組み。意外にも加速が速いので発進するときは気をつけて。バッテリーは、借りるときに必ずフル充電かを確認すること。残量を示すライトが付いていますが、あまり当てになりません。スピードがかなり落ちてきたら、余裕のあるうちに借りた宿や店に連絡を。バッテリーが切れた場合にどうすればよいかも出発前に確認しておきましょう。

ひったくりや盗難には要注意!

ハンドルの前には、小さなバッグや水を入れられるくらいのカゴが付いています。きちんと蓋をしないと、ビービービーッとアラームが鳴ります。バガンではひったくりが多発しているので、蓋がない場合はカゴに貴重品を入れるのはやめましょう。防犯用のカギが後輪に付いていることもありますが、E-Bikeは大人の男性なら簡単に持ち運べる大きさ。そのままひょいと車に載せて盗まれることもあるので、あまり長い時間放置しないようにしましょう。