ヤンゴン最大の市場、ボージョー・アウン・サン・マーケット

ミャンマーの中心都市は、ヤンゴンです。2006年に首都はネピドーに移りましたが、経済の中心は今でもヤンゴンです。以前はラングーンとよばれていた町で、川の合流地点であること、アンダマン海に面していて港があることなどから、貿易の拠点として発展しました。そのヤンゴン市内にはあちこちに市場がありますが、もっとも大きいのは「ボージョー・アウン・サン・マーケット」(以下、アウン・サン・マーケット)です。地元の人はもちろん、外国人観光客にも人気があります。

ミャンマーの市場でお土産探し ヤンゴン、ボージョー・アウン・サン・マーケット篇(その1) ミャンマーの市場でお土産探し ヤンゴン、ボージョー・アウン・サン・マーケット篇(その1)

イギリス統治時代を感じる建物

アウン・サン・マーケットは、かつてスコット・マーケットと呼ばれていました。もしかすると、今でもそう呼ぶお年寄りがいるかもしれません。1926年の竣工で、丸いドームが特徴的なコロニアル建築です。落成時、ビルマ(現在のミャンマー)はイギリスに統治されていたため、当時行政官だったギャビン・スコットにちなんで命名されました。しかし第二次世界大戦を経てビルマ連邦が独立した1948年に、独立運動の指導者であったアウン・サン将軍の名前に改称されます。このアウン・サン将軍の娘が、ミャンマーの民主化運動のリーダー、アウン・サン・スー・チーさんです。

生鮮食品以外ならなんでも、の品揃え

アウン・サン・マーケットは2層になっていて、地上階、1階と表示されています。日本ではあまり使わない「グラウンド・フロアー」という言い方はイギリス英語で、ここにもイギリス統治の影響が見られます。日用品はもちろん、古銭や古切手といったコレクターズ・アイテムから、貴金属・アクセサリーの類も多く、旅行者には珍しいものが少なくありません。広い館内には、ごちゃごちゃと小さなお店が並んでいるので、あらかじめウェブサイトでめざす売り場の見当をつけておくことをお勧めします。 
*ボージョー・アウン・サン市場 公式サイト(英語)
http://www.bogyokemarket.com/main/index.html

ずらりと並ぶ、特産の翡翠やルビー

山の多いミャンマーは鉱物資源に恵まれたところで、良質の宝石・貴石の産地として知られています。アウン・サン・マーケットでは、特に中国系文化圏で縁起物として珍重される翡翠の装飾品が目立ちます。また、産出量が限られるルビーも世界的に有名です。ピジョン・ブラッド(鳩の血の色)とよばれるものが最高の品質と聞きましたが、目利きができれば、よいおみやげになりそうです。貴金属を扱うお店などでは、外貨の両替もできます。(その2に続く)