コース4:聖地巡礼ームクティナートトレック

「ネパールで山歩き/アンナプルナエリアの主なトレッキングコース まとめ」前編からの続きです。4つ目のメジャーなコースは、ムクティナートトレックです。ムクティナートは、アンナプルナ1峰を越えた北側にある聖地。標高は約3800mで、ヒンズー教徒からもチベット仏教徒からも信仰を集めています。標高2800mを越えるあたりから、荒涼としたチベット的な風景の中を、チベット仏教徒の村々を通過しながら歩くことになります。急なアップダウンは少ないコースで歩きやすいのですが、午後からは決まって強風が吹き付けるのがこのコース特徴です。標高2800mにあるジョムソン空港を起点にすれば2泊3日でも十分ですが、ジョムソンの下にあるマルファやトゥクチェといった村は風情があるので、時間がある人は数日かけて歩いてみてもいいでしょう。

チベット的な風景が広がるジョムソン〜カグベニへの道 チベット的な風景が広がるジョムソン〜カグベニへの道

コース5:5400mの峠を越えるラウンドアンナプルナ

アンナプルナ連峰をぐるっと一周するラウンドアンナプルナは、5400mの峠越えを含む地形的にも文化的にも起伏に富んだコースです。アンナプルナ連峰の周りを、東から入り西に向かって反時計回りに回るのが一般的です。のどかなグルン族の農村風景が歩いていくうちに、徐々ににチベット的な荒野へ変化するとともに、アンナプルナ山脈も見る方角によって様々な顔を見せてくれるのがこのコースの魅力でしょう。最大の難所は、5400mのトロンパス越えですが、そのためにも十分な高度順応が必要です。約2週間のロングトレックになりますが、人気の高いコースです。

中盤は、チベット仏教徒の村々を歩く 中盤は、チベット仏教徒の村々を歩く

コース6:これからが楽しみな穴場、マルディヒマールトレック

マルディヒマールはアンナプルナ山群にある5000m級のピークですが、このベースキャンプまで歩くコースは、知る人ぞ知る穴場の絶景ルート。ベースキャンプからのアンナプルナ山群のパノラマ展望が素晴らしいだけなく、稜線を歩く道程でもヒマラヤ展望が満喫できます。標準スケジュールは、往復約1週間、最高標高は約4500mです。人気の高いラウンドアンナプルナやゴレパニと違って、歩く人がまだまだ少ないため、静かに自然を満喫したいという人にオススメのコースです。