- 溝内美菜
- カトマンズ在住ライター。学生時代から約10年、一年の半分をバックパックで海外を旅して過ごしたが、20数カ国目で訪れたネパールが運命の土地だった(?!)。ネパール紹介サイト「パールバティーのラブネパール」を運営しながら、ネパールの占いチナの鑑定など何でもこなすエネルギッシュさが売り。
出発エリアをに変更しました。
イラムティーを扱っているイラムティーハウス
ネパールの東に位置する標高1300メートルのイラム地方。ここはインドの有名な紅茶の産地ダージリンと、(国境をはさんでいるだけで)気候や地形も似ていて、おいしい紅茶が取れるんです。ここで取れた紅茶はイラムティーとして、海外に輸出もされています。が、ネームバリューがあまりないため、お値段はお手頃。でも、しっかりとネパールの大地の香りがするおいしい紅茶です。自分用にもネパールのおみやげとしても最適なイラムティー、ぜひお試しになってみてはいかがでしょうか?
1キロ1200ルピー(1978円)のイラムティー。この紅茶はストレートで飲むのがおすすめです!
イラムでの3月下旬に取れるシーズンはじめの紅茶をファーストフラッシュ、次のシーズンの5月下旬からの2〜3週間取れる紅茶をセカンドフラッシュと呼んでいます。セカンドフラッシュが取れるのは2〜3週間の時期だけなのでプレミアムティーとして、ファーストフラッシュよりも高い値で取引されています。一番高品質な紅茶は、FTGFOPと呼ばれます。今回ご紹介するお店ではイラムティーは1キロ600ルピーから1200ルピー(989円から1978円)のものを扱っています。
1キロ280ルピー(461円)のCTC紅茶
ネパールでは一日に何杯も飲まれているチヤと呼ばれる紅茶を煮出して作るミルクティーですが、チヤ専用のCTCと呼ばれる丸い紅茶があるんです。これは、機械で丸く加工するのですがこの紅茶はネパールのタライ地方など低地で取れるものでタライ地方は気温が高くて紅茶がよく育つことからお値段はお手頃です。今回ご紹介するお店では高品質なものを1キロ280ルピー(461円)で扱っています。マサラティーを自分で作ってみてなんか違うと感じた方はぜひこの丸い紅茶で煮出して作ってみてくださいね。
こんな袋に入れたお茶のおみやげは、喜ばれること間違いなし!
日本では高価なレモングラスティーもここネパールは気候が温暖で農作物がよく育つことから、びっくりするようなお値段です。カトマンズ近郊バネパ地区で取れるレモングラスティーは100グラム30ルピー(49円)。これを写真のような別売りの袋25ルピー(41円)に入れれば喜ばれるおみやげになること間違いなしです。90円でこんなおみやげが買えてしまうところもネパールの魅力です。もちろん、自分用に購入するのもお忘れなく!
イラムティーハウスのオーナーのジョンさん。紅茶について質問すると的確に答えてくれます
■ILAM TEA HOUSE
住所 SANCHAYA KOSH BLDG.
SHOP NO.244.THAMEL
(タメルチョークからヒマラヤンバンクへ向かい、ヒマラヤンバンクの
手前のビルの中にあります)
電話番号 1−4258743
営業時間 9:30〜20:00
定休日 土曜日
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/09/05)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて